全国のインキュベーション施設
2026年9月10日
岡山大インキュベータ
研究成果をビジネスへ、アイデアを成長へ。挑戦する起業家が集う岡山発イノベーション拠点
「新しいことに挑戦したい」「事業をもっと成長させたい」。そんな企業やスタートアップを支えるのが岡山大インキュベータ。岡山大学との連携や専門家による支援を活用しながら、事業化や販路開拓、研究開発の実現を後押ししている。入居企業や研究者との交流機会も多く、新たなビジネスパートナーや連携先との出会いを生み出す場にもなっている。
インキュベータ概要
岡山県は岡山リサーチパークインキュベーションセンター(ORIC)やビジネス・インキュベーター岡山(BIO)など複数のインキュベーション施設が集積し、創業支援が活発な地域である。その中で岡山大学津島キャンパス内に立地する同施設は、中国地域で唯一の中小機構運営インキュベーション施設である。岡山大学、岡山県、岡山市等の関係機関と連携し、産学官連携拠点として、大学の研究シーズと地域の支援ネットワークを結び付け、新たな事業創出を支援している。居室は、全室ウエットラボ(研究室)仕様で、「P2レベル」までの実験が可能。都市部の利便性と緑豊かな環境を兼ね備えた周辺環境、設備面では全館機械警備により24時間の利用が可能、加えて共用の会議室、商談コーナー、リフレッシュコーナーを備えており、ユーティリティも充実している。
特徴的な支援活動
岡山大インキュベータには、様々な業種やステージの企業が入居しており、定期的なヒアリングの上入居企業それぞれに合った個別支援を実施している。入居企業の規模、開発状況、事業内容等に応じて各種サポートを提供している。一方高度な専門性を要する課題については、関係系機関への橋渡し、創業やマーケティング、特許など知財、税務や法律、海外展開などに特化した専門家をアレンジし課題解決に伴走している。また当該施設認知度向上の施策としてSNSの活用も積極的に取り入れており入居者のインタビュー動画や卒業企業の追跡動画等を発信している。
主な入居企業の概要
・株式会社キャリースルー
生産設備の自動化を実現するFA(Factory Automation)システムの開発を行っている技術系ベンチャー企業。創業以来、制御ソフトウェアやハードウェアの設計・開発を通じて、製造現場の効率化や省人化に貢献してきた。FA分野に加え、再生可能エネルギーや環境技術分野にも積極的に取り組んでいる。独自開発した太陽光追従型発電システム「CIT-Solar」は、太陽を2軸完全追尾し、ペロブスカイト太陽電池の使用と独特なパネル配置方法で発電効率を最大限に高める技術として開発され、環境・エネルギー分野での事業展開を進めている。
・株式会社バスクレフ・プランニング
金管楽器用マウスピースの開発・製造を主力事業としている研究開発型企業である。特にチューバやユーフォニアム向けの高性能マウスピースの設計・製作に強みを持ち、音楽家の演奏性向上と音響品質の向上を目的とし、演奏者の感覚と工学的理論を融合した製品開発に取り組んでいる点が特徴である。開発した製品は国内のみならず海外の奏者からも評価を受けており、演奏者と製造者をつなぐ新たな価値創出を目指している。
これからのインキュベータ
岡山県では、岡山大学を核とした研究シーズに加え、医療・ヘルスケア、ものづくり、環境・エネルギー、農業・バイオなど地域産業と結び付いた事業化の可能性が広がっている。岡山大インキュベータでは、岡山大学、岡山県、岡山市との連携をさらに深め、中国地域の研究開発型企業や大学発ベンチャーが集い、実証・販路開拓・資金調達までつながる支援拠点としての機能を高めていく。あわせて、SNSや卒業企業の発信を通じて施設の認知度を高め、岡山発・中国地域発の成長企業創出を目指していく。
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岡山大インキュベータの支援スタッフ
インキュベーション施設
所在地 |
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 |
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竣工 |
2008年8月 |
総床面積 |
1642平方メートル |