北大ビジネス・スプリング

株式会社サイバコ
入居企業情報
株式会社サイバコは、「サイエンスコミュニケーションはみんなで未来を創る活動である」と位置づけ、科学技術と社会の共創の場を作り出す活動を行っています。特に、新技術の開発直後や開発途上において、社会的、倫理的、将来的な配慮を組み込んだ責任あるイノベーション(Responsible Research and Innovation:RRI)の考え方をもとに、サイバコ独自の方法を開発し、サービスの企画を行っています。
RRIの活動には、以下の4つの要素が含まれています。
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予見性:予測を超えた未来を考える。
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再帰性:研究者が自らの研究を内省し、知識の限界や反対意見を認識する。
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包括性:多様な意見を取り入れる。
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応答性:多くの意見を科学技術開発や政策に反映させる。
近年、新技術が社会に与える影響(社会的インパクト)を評価することが一般的になっています。しかし、新技術は社会と多層的に関連しながら実装されるため、社会的インパクト評価には不確実性が伴います。そのため、評価方法の開発や、評価結果を多くのステークホルダーに浸透させる手法の確立が重要です。
弊社は、サイエンスコミュニケーションの手法を活用し、社会的インパクト評価の実施と評価結果の発信を行います。具体的には、以下の3つのサービスを提供しています。
- 1.インタビュー
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研究者に対して「どのような目的で新技術を開発し、どのような影響があるのか」を問いかけます。
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地域や企業に対して「どのような変化があったのか、どのような課題が生じたのか」をヒアリングします。
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これにより、当事者自身では可視化しにくい事象を明らかにします。
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- 2.情報共有資料の作成
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社会的インパクト評価のための指標や測定方法、データ収集・分析手法などの知識を活用します。
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新技術の社会受容に伴う摩擦に関する科学史的知見を取り入れます。
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未来の科学を見据えた予見的アプローチの研究を基に、研究者や事業者、行政向けにわかりやすく説得力のある資料を作成します。
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- 3.課題の整理と発信方法の提案
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インタビューで得られた情報を整理し、専門的な内容や個人の独自表現を他分野の人々に伝わりやすい形に変換します。
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内容に適した発信媒体(ウェブサイト、リーフレット、ワークショップなど)を提案し、情報の効果的な伝達を支援します。
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弊社は、これらの取り組みを通じて、新技術と社会の円滑な融合を支援し、未来の共創に貢献していきます。
- 代表者役職
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代表取締役
- 代表者
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岩瀬 峰代
- 施設内で行う主な事業内容
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「サイエンスコミュニケーションはみんなで未来を創る活動である」と位置づけ、科学技術と社会の共創の場を作り出すサービスを提供
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- 事業内容
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サイエンスコミュニケーターによるサイエンスカフェ・ワークショップ実施支援
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サイエンスコミュニケーターによる可視化支援(チラシ、ポスター、冊子作成)
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サイエンスコミュニケーターによるインタビュー・執筆・編集
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サイエンスコミュニケーション活動全般の企画支援
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動画やオンラインコンテンツ作成支援
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- 設立
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令和5年5月22日
- 本社所在地
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札幌市北区北21条西12丁目2
- 電話番号
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011-350-5712
- ホームページ
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- その他
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社員数:3名(2025年3月時点)
Mail:office@scibaco.biz(@を半角に変更してください)