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- 職員インタビュー [四国本部地域・連携支援部] 岡 紗也華
職員インタビュー
2017年に入構した岡さんは、本部で共済業務を経験した後、中小企業大学校へ異動し、後継者を育成する研修を担当しました。現在は四国本部で働く岡さんに、お話を聞きました。
四国を出て東京へ
もともと香川県出身で、東京の大学に進学しました。入学時は教育に興味があり、教師になろうと思っていました。田舎育ちなこともあり、地元の四国はそこまで好きじゃなかったんです。でも、大学で外から四国を見て、面白いものがあると気づきました。それで地域活性化に興味を持ち、ゼミでは地域社会学を研究しました。
学生や社会人が参加している、四国出身者の集まりにも行きました。その仲間たちと任意団体をつくり、四国の魅力を伝えるためのイベントを東京で開催。四国の物産を知ったり、経営者に会ったりする機会があり、まだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。自分のアイデンティティは四国にあるし、それが強みにもなると思いました。
就活で、中小機構の説明会に行った時、「ここだ」とピンと来ました。座談会で職員の方が「地域を良くしたい」「中小企業の支えになりたい」と話していて、自分に近いものを感じたんです。公的機関なので、民間企業に比べ、職員の思いが前面に出ているのかな、と。女性職員の話も聞けて、ここなら長く働けそうだと思い、入構を決めました。
大学校で後継者向けの研修を担当
入構後、小規模共済契約課に配属されました。共済事業グループ全体の総括業務をおこなう部門で、契約に関する問い合わせ対応や、庶務などが主な仕事です。初めは共済について何も知らなかったのですが、働くうちに、すごく歴史のある事業だと知りました。
1年後、新しくできた共済制度改革推進室の、立ち上げメンバーになりました。中小機構が運営する二つの共済制度「小規模企業共済」と「経営セーフティ共済」の、事務とシステムを新しくする業務を担当。ペーパーレス化に効率化、DX化を進めるための、事務フローの検討をおこないました。
それまで、小規模企業共済を1年担当しただけで、経営セーフティ共済やデジタル化の知識はありませんでした。専門家の中で詳しい方や、業務経験のある職員に教えてもらったり、IT企業やベンダーの方々に相談したりして、学びながら進めていきました。
中小機構は、困った時まわりに聞きやすい雰囲気があります。1年目の総括業務を通し、共済事業グループ全体の人と関わりがあったので、そこで築いた人脈に助けられました。
2020年に、中小企業大学校の東京校へ異動します。東京校では、中小企業向けの研修を企画する、企業研修課に配属。短期研修のほか、2つの長期研修も担当しました。1つ目は「経営管理者研修」で、経営者のサポートをする役員・部長クラス、またはそのポジションにつく予定の人が参加します。
2つ目は、10か月、全日制で実施する「経営後継者研修」。こちらには、中小企業の経営者のご子息など、次世代の後継者候補が集まります。平均年齢は30歳くらいと、自分と年の近い人が参加していました。
研修内容は、自社分析や、経営戦略、マーケティングなど多岐に渡ります。私は研修の企画・運営や研修生のサポートなど、全体のマネジメントを担当。研修生の企業分析や発表を通して、中小企業の具体的な課題を知ることができました。
大学校では、研修生1人ひとりと面談するなど、直接話をする機会が多かったです。個人的なメンタルケアもおこない、密なコミュニケーションを取るようにしていました。20代前半の参加者に「岡さんがいたから、最後まで頑張れました」と言われた時は、すごく嬉しかったですね。もともとやりたかった教育の現場で仕事ができましたし、責任ある業務を任せてもらえて、勉強になりました。
経験を活かして四国に貢献したい
2022年に、四国本部へ異動しました。希望していた場所だったので、嬉しかったです。もっと早く行きたいと考えていましたが、大学校を経験し、地元に貢献できる範囲が広がったと思うので、いいタイミングでした。
現在は、地域・連携支援課で、商工会や金融機関など、支援機関のサポートをしています。専門家と一緒に支援機関を訪問し、中小機構の施策情報を紹介したり、支援担当者向けの講習会を開催したりする仕事です。大学校で、中小企業の課題や業種ごとの特徴を知ることができたので、支援機関と話している時も、常に企業側のことを想像しながら業務に当たっています。地域本部の専門家は、地域や支援機関の特徴をよくわかっているので、すごく勉強になりますね。
四国は地元ですが、社会人になって見える範囲が広がり、新鮮な気持ちで戻ってきました。ここには、「地域のために」と動いている、支援機関や企業がたくさんあります。私ももっと経験を積んで、支援機関の人が困った時、「岡さんに聞いてみよう」と気軽に相談してもらえる存在になりたいです。これからも、四国に貢献できるよう、能力を向上させていくつもりです。
2017年に入構した岡さんは、本部で共済業務を経験した後、中小企業大学校へ異動し、後継者を育成する研修を担当しました。現在は四国本部で働く岡さんに、お話を聞きました。
四国を出て東京へ
もともと香川県出身で、東京の大学に進学しました。入学時は教育に興味があり、教師になろうと思っていました。田舎育ちなこともあり、地元の四国はそこまで好きじゃなかったんです。でも、大学で外から四国を見て、面白いものがあると気づきました。それで地域活性化に興味を持ち、ゼミでは地域社会学を研究しました。
学生や社会人が参加している、四国出身者の集まりにも行きました。その仲間たちと任意団体をつくり、四国の魅力を伝えるためのイベントを東京で開催。四国の物産を知ったり、経営者に会ったりする機会があり、まだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。自分のアイデンティティは四国にあるし、それが強みにもなると思いました。
就活で、中小機構の説明会に行った時、「ここだ」とピンと来ました。座談会で職員の方が「地域を良くしたい」「中小企業の支えになりたい」と話していて、自分に近いものを感じたんです。公的機関なので、民間企業に比べ、職員の思いが前面に出ているのかな、と。女性職員の話も聞けて、ここなら長く働けそうだと思い、入構を決めました。
大学校で後継者向けの研修を担当
入構後、小規模共済契約課に配属されました。共済事業グループ全体の総括業務をおこなう部門で、契約に関する問い合わせ対応や、庶務などが主な仕事です。初めは共済について何も知らなかったのですが、働くうちに、すごく歴史のある事業だと知りました。
1年後、新しくできた共済制度改革推進室の、立ち上げメンバーになりました。中小機構が運営する二つの共済制度「小規模企業共済」と「経営セーフティ共済」の、事務とシステムを新しくする業務を担当。ペーパーレス化に効率化、DX化を進めるための、事務フローの検討をおこないました。
それまで、小規模企業共済を1年担当しただけで、経営セーフティ共済やデジタル化の知識はありませんでした。専門家の中で詳しい方や、業務経験のある職員に教えてもらったり、IT企業やベンダーの方々に相談したりして、学びながら進めていきました。
中小機構は、困った時まわりに聞きやすい雰囲気があります。1年目の総括業務を通し、共済事業グループ全体の人と関わりがあったので、そこで築いた人脈に助けられました。
2020年に、中小企業大学校の東京校へ異動します。東京校では、中小企業向けの研修を企画する、企業研修課に配属。短期研修のほか、2つの長期研修も担当しました。1つ目は「経営管理者研修」で、経営者のサポートをする役員・部長クラス、またはそのポジションにつく予定の人が参加します。
2つ目は、10か月、全日制で実施する「経営後継者研修」。こちらには、中小企業の経営者のご子息など、次世代の後継者候補が集まります。平均年齢は30歳くらいと、自分と年の近い人が参加していました。
研修内容は、自社分析や、経営戦略、マーケティングなど多岐に渡ります。私は研修の企画・運営や研修生のサポートなど、全体のマネジメントを担当。研修生の企業分析や発表を通して、中小企業の具体的な課題を知ることができました。
大学校では、研修生1人ひとりと面談するなど、直接話をする機会が多かったです。個人的なメンタルケアもおこない、密なコミュニケーションを取るようにしていました。20代前半の参加者に「岡さんがいたから、最後まで頑張れました」と言われた時は、すごく嬉しかったですね。もともとやりたかった教育の現場で仕事ができましたし、責任ある業務を任せてもらえて、勉強になりました。
経験を活かして四国に貢献したい
2022年に、四国本部へ異動しました。希望していた場所だったので、嬉しかったです。もっと早く行きたいと考えていましたが、大学校を経験し、地元に貢献できる範囲が広がったと思うので、いいタイミングでした。
現在は、地域・連携支援課で、商工会や金融機関など、支援機関のサポートをしています。専門家と一緒に支援機関を訪問し、中小機構の施策情報を紹介したり、支援担当者向けの講習会を開催したりする仕事です。大学校で、中小企業の課題や業種ごとの特徴を知ることができたので、支援機関と話している時も、常に企業側のことを想像しながら業務に当たっています。地域本部の専門家は、地域や支援機関の特徴をよくわかっているので、すごく勉強になりますね。
四国は地元ですが、社会人になって見える範囲が広がり、新鮮な気持ちで戻ってきました。ここには、「地域のために」と動いている、支援機関や企業がたくさんあります。私ももっと経験を積んで、支援機関の人が困った時、「岡さんに聞いてみよう」と気軽に相談してもらえる存在になりたいです。これからも、四国に貢献できるよう、能力を向上させていくつもりです。