職員インタビュー

社会人1年目。がんばりを見てくれた先輩職員の言葉

2024年に入構した芳野さんは、総務部総務課で職員のサポート業務を行っています。最初は「総務課が何をするところか知らなかった」と言う芳野さんに、どのように仕事を覚えていったかを聞きました。

企業支援に特化した組織で働きたかった

山口県出身で、福岡の大学の法学部に進学しました。学生時代は、個人経営の小さな飲食店でアルバイトをしていました。開業してまだ2年のお店で、経営者との距離が近く、店の改善点や仕事のマニュアルについて話し合う機会がありました。その中で個人事業主の大変さを感じ、何か支援ができればと思うようになりました。

就職活動では他の公的機関も検討しましたが、県庁や市役所は業務が多岐にわたる一方、中小機構は事業者への具体的な支援に特化している組織だと感じました。地元の山口でも、商店街がシャッター街になっているのを見て、機構であれば様々な形で支援ができるのではないかと考えました。

穏やかな職場環境で働きやすい

総務部総務課への配属を聞いた時は、本当に驚きました。内部の管理部門だということは理解できたものの、仕事内容が全く想像できなかったんです。就職活動中も、自分にとって分かりやすい事業部門ばかりを調べていたので「一体何をする部署なんだろう」と不安でした。研修中に総務の方から業務説明を受ける機会があったのですが、どんな質問をすればいいのかも分からない状態でした(笑)。

最初は、先輩から教えてもらいながら、徐々に仕事を覚えていきました。総務の主な役割は機構内部の調整で、「職員が円滑に業務を遂行できるよう支援すること」と教わりました。そのため、内部の人との関わりが多いのですが、最初はどの部署に相談すればよいか分かりませんでした。何かある度に、先輩の職員方に相談しました。とても質問しやすい環境で、仕事中でも手を止めて丁寧に話を聞いてもらえます。雑談も適度にあり、仕事一辺倒ではない働きやすい環境だと感じています。

現在の主な担当業務は、2週に1回開催される、課長、部長、役員などの階級に応じた会議の運営です。資料の取りまとめ、出席確認、議事録作成などを行っています。6月までは先輩に最終確認をしてもらっていましたが、今ではほぼ一人で任されるようになりました。会議は当然、階級が上の人しか出席しないので、最初はものすごく緊張しました。資料作成にも時間がかかっていましたが、徐々に慣れてきて、「間違えても何とかなる」と思えるようになりました。まだ分からないことは多々ありますが、入構当時と比べると少しは成長できたように感じます。総務部では機構全体の業務を内側から見られるため、貴重な経験ができています。

自分の仕事を誰かが見てくれている

入構当初、先輩から「総務のお客様は機構の中の人々」と言われたことが印象に残っています。機構内で困っている人の手助けをすることで、職員が円滑に仕事ができ、それが企業支援につながっていくのだと考えています。時々、総務部以外の先輩からも「がんばってね」と声をかけてもらえることがあり、大きな励みとなっています。ある時、他部署の方から「総務部の職員から、芳野さんがいてくれてすごく助かっていると聞いている。これからも頑張ってください」というメールをいただき、驚くと同時にとても嬉しく、さらなるモチベーションにつながりました。

学生時代を振り返ってみると、自由時間をもっと有効に使えばよかったと思います。私は同じアルバイトを続けていましたが、異なる業種での経験や単発のアルバイトにも挑戦すればよかったですね。旅行ももっと積極的に行きたかったです。学生の間に、できるだけ多くの場所に行って、様々な人と関わることをお勧めします。