- Home
- 職員インタビュー [事業承継・再生支援部 事業承継支援課] 下田 知正
職員インタビュー
下田さんは2019年に入構し、本部で支援機関支援に携わっています。「最初は、支援機関をサポートすることがピンと来なかった」という下田さんに、3年目で感じる仕事のやりがいを聞きました。
地方創生を支えるのは中小企業
埼玉県出身で、大学では社会科学を専攻しました。在学中、地域の既存コミュニティを活用して憩いの場を作るゼミに参加しました。世田谷の住宅街にあるブドウ園を借りて、冬のオフシーズンの間、地元の人達と一緒にイルミネーションアートを使ったイベントを開催したんです。
そういったコミュニティの活性化や都市計画に興味があったので、就活ではデベロッパーや公務員などを検討していました。
その過程で中小機構を知り、説明会に何度か行くうち、地方の雇用や生活基盤を支えているのは中小企業だと気づいたんです。日本全国に地域本部がある中小機構なら、様々な場所で経験が積めると思い、2019年に入構しました。
入構後、今の課の前身である、事業承継・引継支援センターに配属されました。ここは、全国に48か所あるセンターを取りまとめる全国本部機能を担っています。また地域本部と連携し、商工会議所や金融機関などの支援機関向けに、事業承継のサポート体制を構築する事業承継円滑化支援事業もおこなっています。
入って1年目は、備品管理などの庶務業務からスタートし、徐々に事業承継円滑化支援事業にも関わるようになりました。
コロナ禍前後で変わった支援の形
最初は、直接企業を支援するのではなく「支援機関を支援する」ということが、ピンときていませんでした。ただ、とにかく与えられた仕事をしっかりやろうと。2年目には、全国の支援機関支援の実績とりまとめや、問い合わせ対応を担当しました。地域本部の人達とコミュニケーションが取れるようになり、楽しかったです。
今は、事業者と支援機関向けに、事業承継問題の理解を深める冊子を作っています。経営者の年齢が上っていることを示すグラフや、アンケート情報など公的なデータを掲載したり、国の税制や補助金を紹介したりする内容です。毎年変わるデータを最新のものに差し替え、新しい施策を盛り込むなど改定作業をおこなっています。
また、有名企業を呼んで基調講演やパネルディスカッションをする、事業承継フォーラムにも関わっています。そこで実際に経営者の方々とお話できたことは、いい経験になりました。
コロナ禍前は、人を集めて講習会を開いたり、専門家と職員が支援機関に訪問したりと、対面支援が基本でした。しかし、それが難しくなり、中小機構全体でオンライン化を進める流れになっています。
私達もどう支援を続けていくか悩みましたが、地域本部にツールの使い方を説明し、講習会などをオンラインで実施する体制を整えています。
支援機関支援の大切さが理解できた
現在、支援機関支援の事例作成にも取り組んでいます。事業承継した企業の事例はあるんですが、支援機関の事例はまだなく、民間企業でも事例化しているケースは少ないと思います。
そこで、中小機構が支援したいくつかの支援機関に取材し、事業承継の取組みに関する事例集を作りました。話を聞いた方から、「事業承継は特殊領域だから、地域に行くほど専門知識のある人が少ない。困った時にすぐ相談できる中小機構は頼りになった」と言ってもらえたんです。
また企業訪問した際に、過去の事業承継フォーラムに参加した方ともお話できました。フォーラムがきっかけで、事業承継問題の重要さに気づくことができたと聞き、イベントをやることの意義を改めて感じました。
支援機関と中小機構が協力して体制を確立すれば、その機関が抱えている企業すべてをサポートできます。1年目の頃はわからなかった支援機関支援の重要性が、理解できるようになりました。
今後は、地域本部で現場支援も経験してみたいです。中小機構には様々な支援メニューがあるので、異動するごとに幅広い経験ができることが楽しみですね。公的支援に興味がある人、全国に視野を広げて仕事がしたい人に、来てもらえたらと思います。
下田さんは2019年に入構し、本部で支援機関支援に携わっています。「最初は、支援機関をサポートすることがピンと来なかった」という下田さんに、3年目で感じる仕事のやりがいを聞きました。
地方創生を支えるのは中小企業
埼玉県出身で、大学では社会科学を専攻しました。在学中、地域の既存コミュニティを活用して憩いの場を作るゼミに参加しました。世田谷の住宅街にあるブドウ園を借りて、冬のオフシーズンの間、地元の人達と一緒にイルミネーションアートを使ったイベントを開催したんです。
そういったコミュニティの活性化や都市計画に興味があったので、就活ではデベロッパーや公務員などを検討していました。
その過程で中小機構を知り、説明会に何度か行くうち、地方の雇用や生活基盤を支えているのは中小企業だと気づいたんです。日本全国に地域本部がある中小機構なら、様々な場所で経験が積めると思い、2019年に入構しました。
入構後、今の課の前身である、事業承継・引継支援センターに配属されました。ここは、全国に48か所あるセンターを取りまとめる全国本部機能を担っています。また地域本部と連携し、商工会議所や金融機関などの支援機関向けに、事業承継のサポート体制を構築する事業承継円滑化支援事業もおこなっています。
入って1年目は、備品管理などの庶務業務からスタートし、徐々に事業承継円滑化支援事業にも関わるようになりました。
コロナ禍前後で変わった支援の形
最初は、直接企業を支援するのではなく「支援機関を支援する」ということが、ピンときていませんでした。ただ、とにかく与えられた仕事をしっかりやろうと。2年目には、全国の支援機関支援の実績とりまとめや、問い合わせ対応を担当しました。地域本部の人達とコミュニケーションが取れるようになり、楽しかったです。
今は、事業者と支援機関向けに、事業承継問題の理解を深める冊子を作っています。経営者の年齢が上っていることを示すグラフや、アンケート情報など公的なデータを掲載したり、国の税制や補助金を紹介したりする内容です。毎年変わるデータを最新のものに差し替え、新しい施策を盛り込むなど改定作業をおこなっています。
また、有名企業を呼んで基調講演やパネルディスカッションをする、事業承継フォーラムにも関わっています。そこで実際に経営者の方々とお話できたことは、いい経験になりました。
コロナ禍前は、人を集めて講習会を開いたり、専門家と職員が支援機関に訪問したりと、対面支援が基本でした。しかし、それが難しくなり、中小機構全体でオンライン化を進める流れになっています。
私達もどう支援を続けていくか悩みましたが、地域本部にツールの使い方を説明し、講習会などをオンラインで実施する体制を整えています。
支援機関支援の大切さが理解できた
現在、支援機関支援の事例作成にも取り組んでいます。事業承継した企業の事例はあるんですが、支援機関の事例はまだなく、民間企業でも事例化しているケースは少ないと思います。
そこで、中小機構が支援したいくつかの支援機関に取材し、事業承継の取組みに関する事例集を作りました。話を聞いた方から、「事業承継は特殊領域だから、地域に行くほど専門知識のある人が少ない。困った時にすぐ相談できる中小機構は頼りになった」と言ってもらえたんです。
また企業訪問した際に、過去の事業承継フォーラムに参加した方ともお話できました。フォーラムがきっかけで、事業承継問題の重要さに気づくことができたと聞き、イベントをやることの意義を改めて感じました。
支援機関と中小機構が協力して体制を確立すれば、その機関が抱えている企業すべてをサポートできます。1年目の頃はわからなかった支援機関支援の重要性が、理解できるようになりました。
今後は、地域本部で現場支援も経験してみたいです。中小機構には様々な支援メニューがあるので、異動するごとに幅広い経験ができることが楽しみですね。公的支援に興味がある人、全国に視野を広げて仕事がしたい人に、来てもらえたらと思います。