職員インタビュー

「コロナ禍に入構し週半分がテレワーク 1年目から感じた中小機構の働きやすさ」広報・情報戦略統括室 広報課 加藤 初果 2021年4月入構

2021年に入構した加藤さんは、本部の広報課で働いています。実家が個人商店だという加藤さんに、中小機構を目指した理由や職場の雰囲気について聞きました。

利益追求型ではない仕事がしたかった

大学では哲学を専攻し、卒論で日本のジェンダー問題を哲学的に考える内容を書きました。企業支援とは関係ないことを学んでいた私が、中小機構に入ろうと思ったのは、家庭の環境が大きいです。

千葉県にある実家が、曾祖父の代から地元に根付く卸売業をしています。両親はいつも「地域とのつながりを大切にした、正直な商売がしたい」と言っており、近所の個人商店と助け合っている姿を間近で見てきました。

就活の時、複数のキャリアカウンセリングの方から「利益重視の企業より、独立行政法人の方が向いているのでは」と言われ、調べていく中で中小機構を知りました。全国的に支援が展開できる規模感や、転勤で視野が広げられそうなことに魅力を感じました。

また、もともとジェンダー問題に関心があったので、どういう産休・育休制度があるかも気になっていました。中小機構の採用サイトで、2回育休を取りながら働き続けている職員の記事を読み、仕事と家庭の両立ができる組織なんだと思ったんです。

就活中、中小機構と自営業のつながりが知りたくて、近所の個人事業主の方にお話を聞きにいきました。そこでわかったのは、小さなお店の経営者にとって、中小機構はまだまだ遠い存在であること。情報収集する余裕がなく、支援を受けていない人が多かったんです。その時に広報の重要さを感じました。

テレワーク中も安心できた周囲のサポート

2021年に入構し、幸運なことに希望していた広報課に配属されました。広報課の主な業務は、メディア対応と中小機構のWebページ運営です。私はWebの方を担当していて、他の課が作ったWebページの最終チェックをしています。それぞれの課が今、何に力を入れているかわかるので面白いです。

入構当初は、週の半分がテレワークでした。最初は少し心配でしたが、上司や先輩がオンラインで進捗確認してくれたり、チャットや電話で雑談してくれたりして、不安なく業務を覚えることができました。

優しい人が多く、ミスしてしまった時も「自分も昔、同じ失敗をしたことあるよ」とか「次から何に気を付ければいいかわかるから、気にしなくていいよ」など、必要以上に落ち込まないよう声をかけてくれます。私も、後輩ができたら見習いたいと思っています。

今後はやりたいことに挑戦したい

Webページのチェックのほか、チームで中小機構のTwitter更新もしています。先日あるイベントを紹介する時に、定員がすでに埋まっていないか確認するため、担当者に電話をかけて掲載許可をもらいました。

相手は面識のない職員でしたし、「仕事の手を止めて迷惑にならないかな」と緊張したんですが、後日「掲載してくれたおかげで応募が増えた」とメールをいただいて。Webは成果が見えづらい仕事なので、「役に立つことができた」とやりがいを感じましたね。これからも広報課として、中小機構の存在を広く知ってもらい、支援が必要な人に届けていきたいです。

また今後は、大学で勉強したジェンダー・LGBTQ問題も業務に活かしたいと思っています。これらの問題は、中小企業にはなかなか届きにくいのが現状です。中小機構は利益重視ではないため、やるべきことに集中できますし、「これがやりたい」と言える環境もあるので、できることをもっと増やしていきたいですね。