関西校

「企業法務のリスクマネジメント研修」開催レポート
企業経営において、法的リスクは予想以上に身近な存在です。特に中小企業では、契約書の不備や労務問題など、法務に関わるトラブルが経営を左右するケースも少なくありません。こうした背景から、私たちは中小企業向けの「企業法務リスクマネジメント研修」を開催しました。
この研修は、実務で役立つ知識とスキルを習得することを目的としており、関西圏を中心とした中小企業の経営者や管理職の皆さまにご参加いただきました。
法務リスクの本質を理解し、実践に活かす
初日は、企業を取り巻く法的環境の変化を概観したうえで、企業法務の基本知識を学びました。特に中小企業で起こりやすいトラブル事例をもとに、実際のケースを交えての演習を行うことで、知識だけでなく実践力も養うことができました。
また、契約管理や労務、コンプライアンスといった幅広いテーマに触れ、経営と法務のつながりについても理解を深めました。講師を務めたのは、アイマン総合法律事務所の弁護士・井上圭吾氏。現場感覚に基づいた実践的な解説は、参加者からも高い評価を得ました。
自社に潜むリスクを見つけ、予防策を立てる
2日目は、参加者自身が自社の法的リスクを洗い出し、予防策を検討するワークを中心に進行。業種や組織規模に応じた課題が浮き彫りになり、他の参加者との意見交換も多くの気づきを生みました。
【講師】
井上 圭吾 氏(弁護士/アイマン総合法律事務所)
法務に関する社員教育・管理職研修は、企業の組織力強化にも直結します。法的知識は一部の専門家に任せるものではなく、組織全体で共有し、活かすべきスキルです。私たちは今後も、大阪・京都・兵庫などを中心に、中小企業の経営課題に寄り添う実践型の研修・セミナーを展開してまいります。