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関西校

No.03 高度実践型経営力強化コース

  • 大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。

受付中

研修の概要

研修日程

2025年10月20日(月曜)~2026年3月12日(木曜)

研修期間(時間)

13日間(85時間)

受講料

153,000円

定員

20名

対象

経営者・経営幹部・管理者

  • ビジネスにおける意思決定力を磨きたい方
  • 実際の事例から経営について学びたい方
  • ディスカッション中心のビジネススクール形式の講義を通じて、傾聴や言語化のスキルを習得したい方

研修のねらい

先行きが不透明で将来の予測が困難な“VUCA”と呼ばれる時代において、経営の中核を担う人材として会社・組織の飛躍的成長を実現するためには、論理的な思考に加え、生成AI等の新技術の活用や、新事業を産み出す柔軟な発想法、組織一体で実行していく力など、経営課題に対峙する多面的な能力の向上がより一層求められます。
本研修では、企業経営の現場で直面する経営課題や意思決定が求められる場面を再現したケース研究を通じて、経営分析手法やフレームワークを活用しながら、複雑に絡み合う要素を紐解く問題解決力と、最適な意思決定ができる“経営力”を身につけます。

研修の特長

  • 実際に企業や組織が直面した経営課題を教材として、経営現場を疑似体験する「ケースメソッド」手法の研修です。ケースに基づく分析、クラス内での討論を通して、ビジネスの現場に必要な意思決定力を磨きます。
  • 経営者や管理者に求められる7つのスキル(洞察力・思考力・分析力・統合力・戦略立案力・意思決定力・合意形成力)の習得を目指します。
  • 大学院やビジネススクールで教鞭を執る講師陣の指導により、最先端の実践的な学びが得られます。

カリキュラム

10月20日(月曜)

9時30分~9時45分

オリエンテーション

9時45分~11時15分

ガイダンス ケースメソッドの進め方
講師:竹内 伸一 名古屋商科大学大学院マネジメント研究科 教授

内容:高度な経営課題への対応が求められる経営陣には、様々な能力が求められます。本研修での到達目標を明らかにした上で、経営者・経営幹部に求められる能力や役割を学びます。また、本研修で採用するケースメソッドの進め方を解説します。

  • 研修の目的と到達目標
  • 経営者・経営幹部に求められる能力
  • ケースメソッド授業の心得
11時15分~17時45分

企業目標の達成と部下対応
講師:竹内 伸一 名古屋商科大学大学院マネジメント研究科 教授

内容:マネージャーを困らせる部下への対応が、マネージャー本人のキャリアの実現や企業目標の達成とどのように関わってくるかを考えます。

受講者交流会(参加費別途)

10月21日(火曜)

9時30分~16時30分

経営基盤の強化/人材マネジメント
講師:藤野 孝 株式会社CCD 代表取締役社長

内容:限られた経営資源と制約条件の中で課題を解決するためには、事業の成功要因を分析し、経営上の施策と結びつけることが重要です。ケース研究を通じて、人材に配慮して効果的に施策を実施するプロセスを組み立てる方法を学びます。

  • 事業の成功要因(KSF)と経営上の施策
  • 従業員のモチベーションと施策の実行プロセス
  • ケース研究「問題山積みの3K職場が生まれ変わった組織変革」

10月22日(水曜)

9時30分~17時30分

イノベーション/新事業への挑戦
講師:村上 敏也 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授

内容:本研修の個々のケースでのねらいと総合演習の進め方を解説します。

  • 各タームごとのケースと総合演習の内容について
  • ケース教材を通して何をどのように学ぶべきか
  • 事業環境の変化や新規事業への挑戦をめぐる企業経営者の意思決定を取り上げ、イノベーションに必要な要件、ならびに企業の持続的成長に向けた施策とその優先順位について、会計情報を活用した経営判断の視点を含めて、個人・グループ・クラス全体での討議を通じて多面的に検討します。
事務連絡

次回のケース教材配布、およびインターバル課題についての説明 ※5分~10分程度

インターバル課題1

ケース教材の読み込み
内容:次回のケース教材を各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

11月20日(木曜)

9時30分~16時30分

新事業展開
講師:黒岩 健一郎 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授

内容:環境変化に対応し新事業展開を検討する必要性が今後ますます高まると考えられます。新事業展開、ビジネスモデルの構築に際して重要となるフレームワークや発想法、意思決定プロセス、プロジェクトの進め方等について、ケース討議を通じて学びます。

  • 新たなビジネスモデルの構築
  • イノベーションを生み出す方法とマインドセット(デザイン思考)
  • 新事業展開の意思決定とプロジェクト管理

11月21日(金曜)

9時30分~16時30分

新事業展開
講師:黒岩 健一郎 青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授
内容:同上

事務連絡

次回のケース教材配布、およびインターバル課題についての説明 ※5分~10分程度

インターバル課題2

ケース教材の読み込み
内容:次回のケースを各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

12月15日(月曜)

9時30分~17時30分

会計情報の活用
講師:新改 敬英 熊本学園大学大学院会計専門職研究科 教授

内容:「数字で物事を捉える」ことは、ビジネスにおける(すべてではありませんが)非常に重要な要素です。
本講義では、経営上の意思決定の結果を論理的に表現する道具である「財務諸表」の読み取り方を学びます。
さらにケース分析を通じて、組織に革新をもたらす経営管理手法について議論し、理解を深めます。

  • 財務諸表(貸借対照表/損益計算書など)についての基礎的な理解
  • 企業戦略やビジネスモデルと会計情報のつながりについての理解
  • 意思決定における会計情報の活用方法についての理解

12月16日(火曜)

9時30分~16時30分

事業承継
講師:丸尾 聰 丸尾経営教育研究室 代表

内容:創業者による飛躍的な成長の後、親子間の事業承継をしたケースから、逆境下の決断、新領域への挑戦、創業者によるバトンを渡す意思決定を追体験し、「企業を成長させる事業承継」について討議します。

事務連絡

次回のケース教材配布、およびインターバル課題についての説明 ※5分~10分程度

インターバル課題3

ケース教材の読み込み
内容:次回のケースを各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

1月20日(火曜)

9時30分~17時30分

グループ総合演習1  環境変化と組織のレジリエンス
講師:水野 由香里 立命館大学大学院経営管理研究科 教授

内容:

  1. 経営者には、組織をまとめ上げて難局を乗り切る危機対応力、経営の行く末を左右するプロジェクトを成功につなげるマネジメント力や意思決定力が求められます。プロジェクトを成功に導くために、組織のレジリエンスを高め、現場で活きる経営者の判断力や管理能力についてケース研究を通じて学びます。
  2. 経営者の高齢化に伴い、多くの企業において事業承継が課題となっており、親族外承継やM&Aなどの動きも増加しています。
    ケース企業のM&Aの事例を通じて、ビジネスモデルの構築力と経営判断力を高め、M&AやPMIの方法について学びます。

1月21日(水曜)

9時30分~17時30分

グループ総合演習1  環境変化と組織のレジリエンス
講師:水野 由香里 立命館大学大学院経営管理研究科 教授
内容:同上

事務連絡

次回のケース教材配布、およびインターバル課題についての説明 ※5分~10分程度

インターバル課題4

ケース教材の読み込み(個人ワーク)
内容:次回のケースを各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

2月12日(木曜)

9時30分~17時30分

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(1)
講師:村上 敏也 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授

内容:社会・経済のデジタル化が急速に進展する現在、大きな環境変化に適応するため、業種や規模にかかわらずデジタル・トランスフォーメーション(DX)と呼ばれるイノベーション創出への取り組みが喫緊の課題となっています。
こうしたデジタル化のなかでも、デジタル化の基盤となるデータ活用の捉え方と自社での応用方法について、AI(人工知能)を活用する新規事業をいち早く展開できた企業のケースを通して考えます。また、グループ演習を通して、デジタル環境に適応するイノベーション実現の手法について学びます。

  • 事前課題:DXとは?自社でのDX適応アイデアは?
  • ケース研究
    • AI(人工知能)の活用事例
    • データ活用におけるDIVAモデル
    • データ分析の民主化
    • AIやデータ分析の自社活用アイデア

2月13日(金曜)

9時30分~17時30分

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(1)
講師:村上 敏也 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授

内容:デジタル環境に適応するイノベーションのアイデアを可視化するため、新たなビジネスモデルを構築する手法であるリーンキャンバス等のフレームワークを用いて、受講者相互の討議によりブラッシュアップを図ります。最終回に向けてグループによるデジタル化に適応する事業アイデアについて検討をはじめます。

  • AI(人工知能)やデータ分析の自社活用アイデアの共有
  • リーンキャンバスによる顧客、課題、提供価値の整理
  • 自社におけるデジタル化適応の事業アイデアの精緻化
  • 事前課題で検討したDXにおけるアイデア共有
事務連絡

次回のケース教材配布、およびインターバル課題についての説明 ※5分~10分程度

インターバル課題5

ケース教材の読み込み(個人ワーク)
次回の演習に向け、・グループでの相互コンサル ・自社活用アイデアのブラッシュアップ(AI→DXに視野を広げる) ・リーンキャンバス(→社内ヒアリング)

3月11日(水曜)

9時30分~16時30分

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(2)
講師:村上 敏也 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授

内容:AI(人工知能)を活用した新しい事業を起業したケースの討議と、グループで検討したアイデアの共有とフィードバックを通して、自社の新たな事業創出の可能性について検討を深めます。また、AI以外の多様なデジタル技術等にも発想を広げていきます。

  • ケース研究
    • AIやデータ分析による新規事業への挑戦
    • 学習する組織と実行する組織
    • 新規事業立ち上げ時に検討すべき事項
  • リーンキャンバスの共有
    • 自社活用アイデアと社内フィードバック
    • プロトタイピング(最小稼働物:MVPによる仮説検証)
    • プロジェクトの選定(グループごとに各アイデアから1案を選択)

3月12日(木曜)

9時30分~16時30分

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(2)
講師:村上 敏也 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授

内容:IT化、DX化を積極的に推進し、新しい事業を起業したケースの討議と、インターバル期間中にグループで検討したアイデアの共有とフィードバックを通じて、自社の新たな事業創出の可能性について検討を深めます。また、多くのグループ演習を通じて、チームビルディング力、組織一体で実行する力も培います。

  • デジタル化を反映した新たなビジネスモデルの構築
    • リーンキャンバスの作成
    • リーンキャンバスの相互コンサルテーション
  • 最終発表
    • 研修全体の振り返りとまとめ
16時30分~16時40分

修了証書交付

講師プロフィール

竹内 伸一(たけうち しんいち)

竹内 伸一
所属・役職:
名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
略歴:
1988年早稲田大学教育学部卒業。マツダ株式会社を経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、修士(経営学)。2011年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2015年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。2004年筑波大学大学研究センター客員研究員、2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、2007年特別研究講師、2011年特任准教授。2016年徳島文理大学人間生活学部教授。2018年4月より現職。

村上 敏也(むらかみ としや)

村上 敏也
所属・役職:
金沢工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授 博士(経営学)
略歴:
1997年慶應義塾大学環境情報学部卒業。学生時代より複数のITベンチャーにて奔走し、技術担当役員などを経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、博士(経営学)。東京工科大学・多摩大学・立教大学等での非常勤講師の後、 県立広島大学大学院経営管理研究科准教授を経て2018年4月より現職。認定ケースメソッド・インストラクター(慶應ビジネススクール・ケースメソッド授業法研究普及室 )。広島県「チームイノベーション道場」教育プログラム開発実証委員。慶應義塾大学ビジネススクール 非常勤講師。

黒岩 健一郎(くろいわ けんいちろう)

黒岩 健一郎
所属・役職:
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授
略歴:
1990年早稲田大学理工学部建築学科卒業。住友商事株式会社を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。修士(経営学)。同大学院後期博士課程単位取得退学。博士(経営学)。2003年武蔵大学経済学部専任講師、准教授、教授を経て2014年より現職。専門はマーケティング論。認定ケースメソッド・インストラクター(慶應ビジネススクール・ケースメソッド授業法研究普及室)。主著に「ケースメソッドの教科書これさえ読めば授業・研修ができる」(2022年、碩学舎)「サービス・マーケティングコンサル会社のプロジェクト・ファイルから学ぶ」(2021年、有斐閣)など。

新改 敬英(しんかい たかひで)

新改 敬英講師イメージ
所属・役職:
熊本学園大学大学院 会計専門職研究科 教授
略歴:
1999年3月慶應義塾大学経済学部卒業。国際会計事務所等での監査・M&A担当、民間企業での経営企画マネジャー等を経て、2016年3月慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。2019年3月九州大学経済学府経済システム専攻博士後期課程単位取得退学。博士(経済学)。2019年4月熊本学園大学大学院会計専門職研究科講師。2021年4月より現職。研究のかたわら、企業研修等にてミドルマネジメントの育成に従事。米国公認会計士(ワシントン州)。米国公認管理会計士。株式会社ビューティカダンホールディングス(東証スタンダード)社外取締役。株式会社肥銀キャピタル第2号ベンチャーファンド投資諮問委員。

丸尾 聰(まるお あきら)

まるお あきら
所属・役職:
丸尾経営教育研究室 代表
略歴:
東京藝術大学卒業、東京理科大学大学院修士課程修了。事業理念をデザインする会社を起業後、株式会社日本総合研究所の立上げに参画。顧客と協働して、事業づくりと人づくりを推進する「合弁事業設立型経営コンサルティング」モデルを構築。さらに、合弁企業を株式上場まで牽引。他方で中山間地域において、異業種交流の成果を事業化。駒澤大学、上智大学大学院などの講師として、学生のアイデアを事業化。現在は、大企業の新規事業人材育成の研修講師とし従事。事業構想大学院大学教授、事業構想研究所副所長。慶應義塾大学ビジネススクール講師。

水野 由香里(みずの ゆかり)

水野講師イメージ
所属・役職:
立命館大学大学院 経営管理研究科 教授
略歴:
2005年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学、2019年東北大学博士(経営学)。2005年中小企業基盤整備機構リサーチャー、2007年西武文理大学専任講師、2013年准教授、2016年国士舘大学准教授、2018年教授、2021年より現職。代表的な著書に、『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』(碩学舎)、『戦略は「組織の強さ」に従う』(中央経済社)、『レジリエンスと経営戦略』(白桃書房)、『組織盛衰の論理』(千倉書房)、『ケースメソッドの教科書』(共著、碩学舎)がある。中小企業庁 中小PMIガイドライン策定小委員会検討委員や中小企業政策審議会臨時委員などを歴任。

備考

  • カリキュラムにつきましては、一部変更することがございます。
  • (補足事項)本コースではケースメソッドを採用しています。
    基本的に1.ケースガイダンス → 2.個人ワーク → 3. グループ討議 → 4. クラス討議の流れで進めていきます。コース後半では、具体的なケースを使用したグループ総合演習に取り組みます。総合演習を通して、組織一体で実行する力を身につけます。
    • 1.
      ケースガイダンス:ケースを読み解く上で必要な事前知識の補足を行います。
    • 2.
      個人ワーク:ケースを個人で熟読して設問に対する自分なりの提案を検討します。
    • 3.
      グループ討議:個人ワークの検討結果を持ち寄り、グループで討議し、クラス討議に向けて各自の意見を整理します。
    • 4.
      クラス討議:クラス全体で各自の意見を討議します。討議後に学びのポイントのレクチャーを受け、最後に学びの振返りをします。
  •  
    各回のインターバル期間中に、次回のケース教材の読み込みや、グループでの事前討議などの課題が出ます。
  • 遠方より研修を受講されるためお越しになり、宿泊を希望される受講者の皆様のために、近隣のホテルと提携してご案内しています。
  • 詳細のご案内につきましては受講決定連絡時に送付致します。

中小企業大学校 関西校

電話番号(代表)
06-6530-0029
住所
〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビルディング17階

アクセス

この大学校へのアクセス情報はアクセスページをご確認ください。

資料請求・お問い合わせ

資料請求、問い合わせはお問い合わせページをご確認ください。

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