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広島校

No.72 工場管理者養成コース(第32期)

  • 大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。

受付中

研修の概要

研修日程

2025年9月10日(水曜)~2025年9月12日(金曜)
2025年10月8日(水曜)~2025年10月10日(金曜)
2025年11月12日(水曜)~2025年11月14日(金曜)
2025年12月10日(水曜)~2025年12月12日(金曜)
2026年1月21日(水曜)~2026年1月23日(金曜)
2026年2月18日(水曜)~2026年2月20日(金曜)

研修期間(時間)

全18日(108時間)

受講料

182,000円

定員

20名

対象

経営幹部・管理者等

場所

中小企業大学校広島校

研修のねらい

製造現場の管理・運営の中核である工場管理者は、自社工場全体の動きを捉え、バランスよく生産活動を管理・運営することにより生産性の向上を図ることが大きな役割となっています。このため、工場管理者は生産管理についての幅広い知識とその応用力を習得することが必要です。
本研修では、演習・課題研究等を交えた実践的な内容で、品質(Q)、原価(C)、納期(D)の関係を体系的に理解していただくとともに、効率的な工場の管理・運営のポイントを把握していただきます。さらには、自社工場の生産性向上のための改善策を立案し実行する能力を身につけて、経営者への提案と部下指導ができる管理者を養成することを目的としています。

カリキュラム

9月10日(水曜)

9月のコーステーマ

工場管理の基本と現場改善技法
内容:工場管理者として必要な生産管理の仕組み・体系を理解すると共に、生産性向上の基本となる5S及びIEの効果的な進め方について学びます。

8時50分~9時00分

開講式・オリエンテーション

9時00分~12時00分

工場(生産)管理の基本
講師:NAO中小企業診断士事務所 代表 佐々木 尚樹
内容:生産活動における4M(Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法))とQ(品質)・C(コスト)・D(納期)の関係から工場管理者の使命を理解し、工場(生産)管理について体系的に学びます。

  • 生産管理の全体像と工場管理者の使命
  • 日常管理
13時00分~16時00分

工場管理者の職務と役割
講師:佐々木 尚樹(前掲)
内容:工場管理者としての職務と期待される役割を明確にし、工場管理者として必要な知識・スキルを学びます。

  • 工場管理者として果たすべき役割と求められる実務知識
  • 部下の指導育成方法

9月11日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

生産性改善の理解と活用
講師:佐々木 尚樹(前掲)
内容:生産現場のムダ・ムラ・ムリを省く生産性改善の考え方や進め方について学びます。

  • 生産性の定義とKPI:重要業績評価指標(KPI:key performance indicator)
  • 生産性改善のプロセスと改善の視点
  • 動画に動作分析(演習)
  • 個別改善(段取り、チョコ停他)のポイント
16時15分~18時15分

ゼミナール検討会

  • カリキュラムとは別にゼミナール検討会があります。
18時30分~19時45分

受講者交流会

  • 受講者交流会(参加費:3,000円)を開催する予定です。なお、都合により受講者交流会の開催を見送る場合がございます。

9月12日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

引き出す3S3定の考え方・進め方
講師:佐々木 尚樹(前掲)
内容:新しい視点での3S3定の考え方、進め方について学びます。

  • 引き出すとは
  • 改善の実践的な進め方(その他、工場管理者としての参考)
  • スマート工場とDX:Digital Transformation
  • からくりを活用した改善

10月8日(水曜)

10月のコーステーマ

高品質実現のための工場づくり
内容:顧客が満足し、不良ゼロの品質保証が可能な工場とするために必要とされる品質管理の基本知識を理解するとともに、生産現場への品質意識の徹底の仕方やQC的問題解決の進め方について学びます。

9時00分~12時00分

品質管理の進め方
講師:PQMコンサルティング代表 増田 信一
内容:生産活動における品質管理の意義と品質向上や問題解決に有効な事実に基づいたプロセスと4Mの管理の考え方、作業標準の進め方について学びます。

  • 品質管理の意義と事実に基づくプロセスと4Mの管理の考え方
  • ISO9001の考え方
  • 作業標準の考え方と手順
13時00分~16時00分

QC的問題解決の進め方
講師:増田 信一(前掲)
内容:生産現場における品質意識の徹底とQC的問題解決の考え方と進め方について理解すると共に、それに必要な品質管理の手法について学びます。

  • QC的ものの見方・考え方
  • QC的問題解決の進め方
  • QC七つ道具の使い方

10月9日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

QC的問題解決の進め方
講師:増田 信一(前掲)
内容:(前日の続き)

10月10日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【課題研究】工場改善計画の策定(1)
講師:FOUNTAIN 代表 泉 旦茂
講師:中小企業診断士 井上 貢
講師:マツダ株式会社 MPS本部生産調査部 シニアエキスパート 東 伸一
講師:NAO中小企業診断士事務所 代表 佐々木 尚樹
(座学フォローアップ)
これまでの学習内容を自社課題の解決に十分役立てるために、担当講師によるフォローアップを行います。
(学習目標の明確化)
各自の課題を明確にするため、生産現場の現状を説明する資料を準備して参加します。
各担当講師からの指導を踏まえ、問題・課題を整理します。

11月12日(水曜)

11月のコーステーマ

納期が守れる工場体質づくり
内容:納期が守れる生産システムの構築をねらいとする工程管理の考え方と進め方、及びリードタイム(生産期間)短縮の方策について、生産形態の違いに留意しながら学びます。

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

生産計画の立て方
講師:早稲田大学 理工学術院 名誉教授 吉本 一穗
内容:適正人員・標準時間設定(IE)の応用を基礎に効率的かつ効果的な生産を進めていくための生産計画の立て方について学びます。

  • IEを用いた適正人員・標準時間・余裕時間の設定
  • 生産形態と生産管理の方法
  • 生産計画の種類と策定手順
  • 手順計画・工数計画・負荷計画・日程計画・資材計画関係

11月13日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

生産統制の進め方
講師:吉本 一穗(前掲)
内容:生産計画に沿った円滑な生産活動を行うための生産統制の進め方について理解するとともに、納期厳守のための管理のあり方及び具体的なリードタイム短縮の方法について学びます。

  • 生産統制の機能と方法(差立て、進度管理、余力管理、現品管理)
  • 進捗統制のための手法(ガンチャート等)
  • 納期確保とリードタイムの短縮の手法
  • 段取り改善(シングル段取り)
  • 一個流し(ラインバランシング)

11月14日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【課題研究】工場改善計画の策定(2)
講師:泉 旦茂(前掲)
講師:井上 貢(前掲)
講師:東 伸一(前掲)
講師:佐々木 尚樹(前掲)
(座学フォローアップ)
これまでの学習内容を自社課題の解決に十分役立てるために、担当講師によるフォローアップを行います。
(改善方策の検討)
各自の分析に基づき、改善方策を検討します。

12月10日(水曜)

12月のコーステーマ

原価管理とコストダウン
内容:コストダウン活動の基礎として、生産現場が習得すべき原価管理のポイントを理解するとともに、コストダウンの進め方について学びます。

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

原価管理の進め方とポイント
講師:株式会社MEマネジメントサービス 常務取締役 大塚 泰雄
内容:原価管理のねらい、原価の仕組みを理解した上で、工場管理者が理解しておくべき原価管理の手法について学びます。

  • 企業活動と原価
  • 原価の把握と分析
  • 損益分岐点の考え方、限界利益と採算性

12月11日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

コストダウンの具体的な進め方と原価意識の高揚
講師:大塚 泰雄(前掲)
内容:コストダウンを進める際の着眼点、自社の経営業績に直結するコストダウンの進め方について演習を交えて学びます。

  • コストダウンと改善活動
  • 自社のコストダウンの展開方法

12月12日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【課題研究】工場改善計画の策定(3)
講師:泉 旦茂(前掲)
講師:井上 貢(前掲)
講師:東 伸一(前掲)
講師:佐々木 尚樹(前掲)
(座学フォローアップ)
これまでの学習内容を自社課題の解決に十分役立てるために、担当講師によるフォローアップを行います。
(問題意識や課題の整理)
各担当講師からの指導を踏まえ、問題・課題を整理した上で、改善計画を検討します。

1月21日(水曜)

1月のコーステーマ

企業活動演習により工場管理者として必要なマネジメント上の考え方を習得
内容:これまで習得した現場改善技法や進め方、品質管理の考え方及び原価管理の方法などを踏まえ、企業活動演習により、実践的な着眼点やポイントを習得します。

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【演習】企業活動シミュレーション
講師:コベルコビジネスパートナーズ株式会社 ビジネス研修部研修開発グループ首席コンサルタント 足立 泰政
内容:これまでに学んだ知識を自社の現場で活用するため、企業活動のうち、製品設計から組立の一連の生産活動を中心に演習を通じて体験し、以下の内容を理解します。

  • 工場損益の仕組み
  • 生産性向上、原価低減のポイント
  • 予算、現場管理項目の重要性

1月22日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【演習】企業活動シミュレーション
講師:足立 泰政(前掲)
内容:(前日の続き)

1月23日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【課題研究】工場改善計画の策定(4)
講師:泉 旦茂(前掲)
講師:井上 貢(前掲)
講師:東 伸一(前掲)
講師:佐々木 尚樹(前掲)
(改善計画書の作成)
各担当講師よりアドバイスを受け、改善計画をブラッシュアップします。

2月18日(水曜)

2月のコーステーマ

これからの工場管理と管理能力の開発
内容:本コースの総まとめとして、課題研究・レポートを発表することにより、受講者とのディスカッションや講師の評価を通して自社工場の改善に役立てるとともに、管理者として備えるべき問題解決能力・企画力・提案力を養います。

9時00分~12時00分

工場管理と知的財産「カイゼンアイデアと営業秘密を守る」
講師:ディスプロ株式会社 代表取締役社長 桑原 良弘
内容:ビジネスの観点から知的財産権について学んで頂きます。特に、秘密漏洩によって現場管理が難しくなっている最近の事情に鑑み、営業秘密・ノウハウ管理に関する内容を中心に解説いたします。

13時00分~16時00分

効果的なプレゼンテーションの進め方
講師:株式会社創研 代表取締役 西原 裕
内容:工場管理者が自分の考えを的確に伝える機会がこれまで以上に増えてきています。プレゼンテーション技法や質疑応答の実践スキルなど課題研究発表を想定し、演習を交えて学びます。

2月19日(木曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

【課題研究】工場改善計画の策定(5)
講師:泉 旦茂(前掲)
講師:井上 貢(前掲)
講師:東 伸一(前掲)
講師:佐々木 尚樹(前掲)
(ゼミナールレポートの作成)
作成した改善計画書を基にゼミナールレポートを作成する等、翌日の発表会に向けて準備します。

2月20日(金曜)

9時00分~16時00分
(昼休12時00分~13時00分)

課題研究発表会
講師:泉 旦茂(前掲)
講師:井上 貢(前掲)
講師:東 伸一(前掲)
講師:佐々木 尚樹(前掲)
内容:ゼミナールレポートを全員が発表します。(可能な限り経営者や上司の方にご参加頂きます。)担当講師より今後の留意点等を指導し、研修終了後の自社の工場改善の実践に役立てます。

16時00分~16時20分

終講式
内容:修了証書の交付

備考

  • カリキュラムは都合により変更する場合がありますので予めご了承下さい。

アクセス

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資料請求・お問い合わせ

資料請求、問い合わせはお問い合わせページをご確認ください。

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