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東京校

No.4 高度実践型経営力強化コース

  • 大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。

受付中

研修の概要

研修日程

2025年7月14日(月曜)~12月11日(木曜)

研修期間(時間)

全13日(85時間)

受講料

153,000円

定員

20名

対象

経営者、経営幹部、管理者

  • 経営の意思決定力を磨きたい方
  • 他社の事例を自社経営の参考にしたい方
  • ディスカッションで自身の経営スキルを高めたい方
場所

中小企業基盤整備機構 本部、但し9月は中小企業大学校東京校

研修のねらい

感染症の世界的な拡大を契機として、企業も個人も従来の生活様式からテレワーク等に代表される非接触型の新しい様式への移行を余儀なくされており、こうした状況が、5G、AI、IoT、ロボットなど、デジタル化の急激な進展に拍車をかけています。このような急激な環境変化に迅速に適応し、自社ビジネスの変革へ取り組んでいくために、経営の中核を担う人材には、論理的な思考に加え、データに基づいた思考や新事業を産み出す柔軟な発想法、組織一体で実行していく力など、経営課題に対峙する多面的な力の向上がより一層求められます。
本研修では、企業経営の現場で直面する経営課題や意思決定が求められる場面を再現したケース研究を通じて、経営分析手法やフレームワークを活用しながら、複雑に絡み合う要素を紐解く問題解決力と最適な意思決定ができる経営力を身につけます。

研修の特長

  • 経営の現場を疑似体験するケースメソッドによる研修です。
  • ケースを通じて、自社の経営を見つめ直すことができます。
  • 総合演習を通じて、デジタル化等の環境変化への対応、組織のレジリエンスの向上を実現するための考え方や判断力を涵養します。

カリキュラム

7月14日(月曜)

9時15分~9時30分

オリエンテーション

9時30分~11時00分

ガイダンス/ケースメソッドの進め方
高度な経営課題への対応が求められる経営陣には、様々な能力が求められます。本研修での到達目標を明らかにした上で、経営者・経営幹部・管理者に求められる能力や役割を学びます。また、本研修で採用するケースメソッドの進め方を解説します。

  • ・研修の目的と到達目標
  • ・経営者、経営幹部に求められる能力
  • ・ケースメソッド授業の心得
11時00分~17時30分
(昼休 12時30分~13時30分)

企業目標の達成と部下対応

  • マネージャーを困らせる部下への対応が、マネージャー本人のキャリアの実現や企業目標の達成とどのように関わってくるかを考えます。

7月15日(火曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

経営基盤の強化/人材マネジメント
限られた経営資源と制約条件の中で課題を解決するためには、事業の成功要因を分析し、経営上の施策と結びつけることが重要です。ケース研究を通じて、人材に配慮して効果的に施策を実施するプロセスを組み立てる方法を学びます。

  • 事業の成功要因(KSF)と経営上の施策
  • 従業員のモチベーションと施策の実行プロセス
  • ケース研究「問題山積みの3K職場が生まれ変わった組織変革」

7月16日(水曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

イノベーション/新事業への挑戦
本研修の個々のケースでのねらいと総合演習の進め方を解説します。

  • ・各タームごとのケースと総合演習の内容について
  • ・ケース教材を通して何をどのように学ぶべきか
  • 事業環境の変化や新規事業への挑戦をめぐる企業経営者の意思決定を取り上げ、イノベーションに必要な要件、ならびに企業の持続的成長に向けた施策とその優先順位について、会計情報を活用した経営判断の視点を含めて、個人・グループ・クラス全体での討議を通じて多面的に検討します。

インターバル課題(1)「ケース教材の読み込み」
次回のケース教材を各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

8月25日(月曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

事業承継
創業者による飛躍的な成長の後、親子間の事業承継をしたケースから、逆境下の決断、新領域への挑戦、創業者によるバトンを渡す意思決定を追体験し、「企業を成長させる事業承継」について討議します。

  • ケース研究  「ジャパネットたかたの歩みと事業承継~父から息子へと渡された経営のバトン~」

8月26日(火曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

会計情報の活用
「数字で物事を捉える」ことは、ビジネスにおける(すべてではありませんが)非常に重要な要素です。
本講義では、経営上の意思決定の結果を論理的に表現する道具である「財務諸表」の読み取り方を学びます。
さらにケース分析を通じて、組織に革新をもたらす経営管理手法について議論し、理解を深めます。

  • 財務諸表(貸借対照表/損益計算書など)についての基礎的な理解
  • 企業戦略やビジネスモデルと会計情報のつながりについての理解
  • 意思決定における会計情報の活用方法についての理解

インターバル課題(2)「ケース教材の読み込み」
次回のケース教材を各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

9月18日(木曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

新事業展開
環境変化に対応し新事業展開を検討する必要性が今後ますます高まると考えられます。新事業展開、ビジネスモデルの構築に際して重要となるフレームワークや発想法、意思決定プロセス、プロジェクトの進め方等について、ケース討議を通じて学びます。

  • ・新たなビジネスモデルの構築
  • ・イノベーションを生み出す方法とマインドセット(デザイン思考)
  • ・新事業展開の意思決定とプロジェクト管理

9月19日(金曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

新事業展開
環境変化に対応し新事業展開を検討する必要性が今後ますます高まると考えられます。新事業展開、ビジネスモデルの構築に際して重要となるフレームワークや発想法、意思決定プロセス、プロジェクトの進め方等について、ケース討議を通じて学びます。

  • ・新たなビジネスモデルの構築
  • ・イノベーションを生み出す方法とマインドセット(デザイン思考)
  • ・新事業展開の意思決定とプロジェクト管理

インターバル課題(3)「ケース教材の読み込み」
次回のケース教材を各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

10月15日(水曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習1 環境変化と組織のレジリエンス

  • 大きな環境変化に対し、経営者は時として、重要な経営判断を迫られる場面に直面します。ケース研究を通じて、経営判断に必要な意思決定力と、実行段階で必要な課題抽出・解決力を実践的に高めます。
    • ・グループ総合演習の進め方(ガイダンス)
  • 経営者には、組織をまとめ上げて難局を乗り切る危機対応力、経営の行く末を左右するプロジェクトを成功につなげるマネジメント力や意思決定力が求められます。プロジェクトを成功に導くために、組織のレジリエンスを高め、現場で活きる経営者の判断力や管理能力についてケース研究を通じて学びます。
    • ・ケース研究  「『国難を救う!』と不可能を可能にした企業の軌跡」
  • 経営者の高齢化に伴い、多くの企業において事業承継が課題となっており、親族外承継やM&Aなどの動きも増加しています。
    ケース企業のM&Aの事例を通じて、ビジネスモデルの構築力と経営判断力を高め、M&AやPMIの方法について学びます。
    • ・ケース研究  「玉田工業のM&A戦略」
    • ・研修の振り返りとまとめ

10月16日(木曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習1 環境変化と組織のレジリエンス

  • 大きな環境変化に対し、経営者は時として、重要な経営判断を迫られる場面に直面します。ケース研究を通じて、経営判断に必要な意思決定力と、実行段階で必要な課題抽出・解決力を実践的に高めます。
    • ・グループ総合演習の進め方(ガイダンス)
  • 経営者には、組織をまとめ上げて難局を乗り切る危機対応力、経営の行く末を左右するプロジェクトを成功につなげるマネジメント力や意思決定力が求められます。プロジェクトを成功に導くために、組織のレジリエンスを高め、現場で活きる経営者の判断力や管理能力についてケース研究を通じて学びます。
    • ・ケース研究  「『国難を救う!』と不可能を可能にした企業の軌跡」
  • 経営者の高齢化に伴い、多くの企業において事業承継が課題となっており、親族外承継やM&Aなどの動きも増加しています。
    ケース企業のM&Aの事例を通じて、ビジネスモデルの構築力と経営判断力を高め、M&AやPMIの方法について学びます。
    • ・ケース研究  「玉田工業のM&A戦略」
    • ・研修の振り返りとまとめ

インターバル課題(4)「ケース教材の読み込み(個人ワーク)」
次回のケース教材を各自で熟読し、問いに対する見解や提案を検討していただきます。

11月11日(火曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(1)
社会・経済のデジタル化が急速に進展する現在、大きな環境変化に適応するため、業種や規模にかかわらずデジタル・トランスフォーメーション(DX)と呼ばれるイノベーション創出への取り組みが喫緊の課題となっています。こうしたデジタル化のなかでも、デジタル化の基盤となるデータ活用の捉え方と自社での応用方法について、AI(機械学習)を活用する新規事業をいち早く展開できた企業のケースを通して考えます。また、グループ演習を通して、デジタル環境に適応するイノベーション実現の手法について学びます。

  • 事前課題:DXとは?自社でのDX適応アイデアは?
  • ケース研究
    • ・AI(機械学習)の活用事例
    • ・データ活用におけるDIVAモデル
    • ・データ分析の民主化
    • ・AIやデータ分析の自社活用アイデア

11月12日(水曜)

9時40分~17時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(1)
デジタル環境に適応するイノベーションのアイデアを可視化するため、新たなビジネスモデルを構築する手法であるリーンキャンバス等のフレームワークを用いて、受講者相互の討議によりブラッシュアップを図ります。最終回に向けてグループによるデジタル化に適応する事業アイデアについて検討をはじめます。

  • AI(人工知能)やデータ分析の自社活用アイデアの共有
  • リーンキャンバスによる顧客、課題、提供価値の整理
  • 自社におけるデジタル化適応の事業アイデアの精緻化
  • 事前課題で検討したDXにおけるアイデア共有

インターバル課題(5)「ケース教材の読み込み(個人ワーク)」
次回の演習に向け、グループでの相互コンサル
自社活用アイデアのブラッシュアップ(AI→DXに視野を広げる)リーンキャンバス(→ 社内ヒアリング)

12月10日(水曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(2)
AI(機械学習)を活用した新しい事業を起業したケースの討議と、グループで検討したアイデアの共有とフィードバックを通して、自社の新たな事業創出の可能性について検討を深めます。また、AI以外の多様なデジタル技術等にも発想を広げていきます。

  • ・ケース研究
    • AIやデータ分析による新規事業への挑戦
    • 学習する組織と実行する組織
    • 新規事業立ち上げ時に検討すべき事項
  • ・リーンキャンバスの共有
    • 自社活用アイデアと社内フィードバック
    • プロトタイピング(最小稼働物:MVPによる仮説検証)
    • プロジェクトの選定(グループごとに各アイデアから1案を選択)
  • グループごとに選択したDX適応アイデアにもとづき、ビジネスモデル構築の演習に取り組み、検討した成果を研修の総まとめとして発表します。参加者相互のコンサルテーションにより、新規事業アイデアの評価手法についても考えます。
  • ・デジタル化を反映した新たなビジネスモデルの構築
    • リーンキャンバスの作成
    • リーンキャンバスの相互コンサルテーション
  • ・最終発表
    • 研修全体の振り返りとまとめ

12月11日(木曜)

9時40分~16時40分
(昼休 12時40分~13時40分)

グループ総合演習2 デジタル化とイノベーション(2)
AI(機械学習)を活用した新しい事業を起業したケースの討議と、グループで検討したアイデアの共有とフィードバックを通して、自社の新たな事業創出の可能性について検討を深めます。また、AI以外の多様なデジタル技術等にも発想を広げていきます。

  • ・ケース研究
    • AIやデータ分析による新規事業への挑戦
    • 学習する組織と実行する組織
    • 新規事業立ち上げ時に検討すべき事項
  • ・リーンキャンバスの共有
    • 自社活用アイデアと社内フィードバック
    • プロトタイピング(最小稼働物:MVPによる仮説検証)
    • プロジェクトの選定(グループごとに各アイデアから1案を選択)
  • グループごとに選択したDX適応アイデアにもとづき、ビジネスモデル構築の演習に取り組み、検討した成果を研修の総まとめとして発表します。参加者相互のコンサルテーションにより、新規事業アイデアの評価手法についても考えます。
  • ・デジタル化を反映した新たなビジネスモデルの構築
    • リーンキャンバスの作成
    • リーンキャンバスの相互コンサルテーション 
  • ・最終発表
    • 研修全体の振り返りとまとめ
16時40分~16時50分

修了証書の授与

講師プロフィール

竹内 伸一(たけうち しんいち)

竹内 伸一
所属・役職:
名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
略歴:
1988年早稲田大学教育学部卒業。マツダ株式会社を経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、修士(経営学)。2011年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2015年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。2004年筑波大学大学研究センター客員研究員、2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、2007年特別研究講師、2011年特任准教授。2016年徳島文理大学人間生活学部教授。2018年4月より現職。

村上 敏也(むらかみ としや)

村上 敏也
所属・役職:
金沢工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授 博士(経営学)
略歴:
1997年慶應義塾大学環境情報学部卒業。学生時代より複数のITベンチャーにて奔走し、技術担当役員などを経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)、博士(経営学)。東京工科大学・多摩大学・立教大学等での非常勤講師の後、 県立広島大学大学院経営管理研究科准教授を経て2018年4月より現職。認定ケースメソッド・インストラクター(慶應ビジネススクール・ケースメソッド授業法研究普及室 )。広島県「チームイノベーション道場」教育プログラム開発実証委員。慶應義塾大学ビジネススクール 非常勤講師。

丸尾 聰(まるお あきら)

まるお あきら
所属・役職:
丸尾経営教育研究室 代表
略歴:
東京藝術大学卒業、東京理科大学大学院修士課程修了。事業理念をデザインする会社を起業後、株式会社日本総合研究所の立上げに参画。顧客と協働して、事業づくりと人づくりを推進する「合弁事業設立型経営コンサルティング」モデルを構築。さらに、合弁企業を株式上場まで牽引。他方で中山間地域において、異業種交流の成果を事業化。駒澤大学、上智大学大学院などの講師として、学生のアイデアを事業化。現在は、大企業の新規事業人材育成の研修講師とし従事。事業構想大学院大学教授、事業構想研究所副所長。慶應義塾大学ビジネススクール講師。

新改 敬英(しんかい たかひで)

新改 敬英講師イメージ
所属・役職:
熊本学園大学大学院 会計専門職研究科 教授
略歴:
1999年3月慶應義塾大学経済学部卒業。国際会計事務所等での監査・M&A担当、民間企業での経営企画マネジャー等を経て、2016年3月慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。2019年3月九州大学経済学府経済システム専攻博士後期課程単位取得退学。博士(経済学)。2019年4月熊本学園大学大学院会計専門職研究科講師。2021年4月より現職。研究のかたわら、企業研修等にてミドルマネジメントの育成に従事。米国公認会計士(ワシントン州)。米国公認管理会計士。株式会社ビューティカダンホールディングス(東証スタンダード)社外取締役。株式会社肥銀キャピタル第2号ベンチャーファンド投資諮問委員。

黒岩 健一郎(くろいわ けんいちろう)

黒岩 健一郎
所属・役職:
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 教授
略歴:
1990年早稲田大学理工学部建築学科卒業。住友商事株式会社を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。修士(経営学)。同大学院後期博士課程単位取得退学。博士(経営学)。2003年武蔵大学経済学部専任講師、准教授、教授を経て2014年より現職。専門はマーケティング論。認定ケースメソッド・インストラクター(慶應ビジネススクール・ケースメソッド授業法研究普及室)。主著に「ケースメソッドの教科書これさえ読めば授業・研修ができる」(2022年、碩学舎)「サービス・マーケティングコンサル会社のプロジェクト・ファイルから学ぶ」(2021年、有斐閣)など。

水野 由香里(みずの ゆかり)

水野講師イメージ
所属・役職:
立命館大学大学院 経営管理研究科 教授
略歴:
2005年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学、2019年東北大学博士(経営学)。2005年中小企業基盤整備機構リサーチャー、2007年西武文理大学専任講師、2013年准教授、2016年国士舘大学准教授、2018年教授、2021年より現職。代表的な著書に、『小規模組織の特性を活かすイノベーションのマネジメント』(碩学舎)、『戦略は「組織の強さ」に従う』(中央経済社)、『レジリエンスと経営戦略』(白桃書房)、『組織盛衰の論理』(千倉書房)、『ケースメソッドの教科書』(共著、碩学舎)がある。中小企業庁 中小PMIガイドライン策定小委員会検討委員や中小企業政策審議会臨時委員などを歴任。

備考

  • カリキュラムは都合により変更する場合があります。予めご了承ください。
  • 当大学校の研修は人材交流の場でもあります。名刺交換などを積極的に行っていただきたいので、名刺は定員をご確認の上、多めにお持ちください。

アクセス

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資料請求・お問い合わせ

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