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- 職員インタビュー [中国本部企業支援部] 五十嵐 登希
職員インタビュー
東京都出身の五十嵐さんは、全国転勤を魅力に感じ中小機構に入構しました。初めての転勤先は、広島県にある中国本部でした。それまで一度も中国地方に行ったことがなかったという五十嵐さんに、話を聞きました。
営利企業より公的機関で働きたい
東京都出身で、大学は経済学部でした。不動産や建設に興味があったので、学生時代に不動産会社でアルバイトをしていました。しかし、会社の利益と、「お客様の期待に応えたい」という思いとのバランスがしっくりこず、顧客に寄り添える公的機関で働きたいと思うようになりました。中小企業支援を軸に就活をしていたところ、ゼミの先生に中小機構を教えてもらいました。東京以外の場所に住んでみたかったので、全国転勤があるところも魅力的でした。
2021年に入構し、創業・ベンチャー支援部創業・ベンチャー支援課に配属されました。ここでは、起業に興味のある人の出会いの場を運営する「TIP*S」という機運醸成事業を担当しました。新しいことがしたい、何かを変えたいと思っている前向きな人が集まる場所で、参加者同士で良い刺激が生まれ、私自身もエネルギーをもらいました。
2022年には、全国の創業意識調査事業の立ち上げに参加しました。メンバー全員が手探りで進めている状態で、色々 な意見を言い合いながら形にしていきました。私は創業支援ガイドブックの作成や本部での取りまとめなどを担当しました。毎週、中小企業庁と打ち合わせがあり、先輩たちに支えてもらいながら、できることをやっていました。
素直に「知らない」と言えるようになった
2023年から、中国本部の企業支援部で働いています。企業に訪問して経営課題をヒアリングし、専門家を派遣するハンズオン支援を主に担当しています。これまで、中国5県の多くの中小企業・支援機関の皆様を訪問させていただきました。今も月の半分は広島の本部におらず、各地へ出張しています。
最初は知識も土地勘もなかったので、とにかく勉強しなければと、自分の担当以外の企業訪問や展示会にも積極的についていきました。周りも「どんどん行っておいで」という雰囲気で送り出してくれました。地域本部の専門家の皆さんは、大企業のOBや経営コンサル専門の人など、様々なバックグラウンドを持っています。これまでの様々なご経験からいろいろなことを教えていただき、いつも助けてもらっています。
こんな風に「素直に聞いて教えてもらおう」というスタンスになったのは、中国本部に来てからです。東京にいた時は、質問されたことには「全部答えなくてはならない」と思ってしまい、知らないことを知らないと言えませんでした。しかし、経営に関する専門知識や個々の会社の事情は、専門家や経営者の方に聞かなければわかりません。最初は「そんなこともわからないのか」と思われそうで抵抗がありましたが、企業への訪問を繰り返すうちに、「教えていただく」という意識を持つことができるようになりました。
現場で大切なのは人間関係
中小機構は、企業に直接的な利益をもたらす存在ではありません。事業者や従業員の方々に、自分たちで利益を生んでもらうためのサポートをすることが役目です。直接的な利害関係になれないからこそ大切なのは人間関係だと思っています。支援の現場では、経営課題の解決に向けて、従業員の方々に改善や新しい取組に取り組んでもらうことになります。従業員にとっては、日々の業務がある中で、さらに取り組まなければいけないことが増え、負担になります。しかし、良い変化が見えてくると、「自分たちでこうしよう」と主体的な工夫や動きが生まれ、社内の雰囲気や皆さんの表情が変わっていきます。それを見られることが嬉しいし、自分も明るく前向きになれます。
転勤しないと知らなかった場所、出会えなかった人と出会えたことは本当に良い経験になっています。環境の変化を前向きに楽しめる人なら、中小機構は色々な経験ができる良い職場だと思います。