金沢キャンパス

No.016 製造現場リーダーの基礎力アップ講座
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※
大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
受付中
研修の概要
- 研修日程
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2025年7月30日(水曜)〜2025年7月31日(木曜)
2025年9月2日(火曜) - 研修期間(時間)
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全3日(20時間)
- 受講料
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29,000円
- 定員
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12名
- 対象
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新任管理者
管理者候補等-
部下を持って1〜3年程度の生産現場リーダー
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将来的に管理者等として期待される方
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生産管理に必要な知識、考え方の基礎を学びなおしたい方
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研修のねらい
製造業の利益の源泉である工場では、「品質・コスト・納期」を意識し、人や設備を効率的に稼働させることで、利益を確保する生産活動が行われています。
製造現場の管理者やリーダーには、こうした生産活動の基本を理解した上で、工場(もしくは担当部門)全体を把握しながら、常に最適なバランスを考えて改善と維持に取り組むことが求められています。
この研修では、生産管理の基本的な観点である「QCD」を中心に、現場改善の必要性や目的を理解し、代表的な現場改善手法を学びながら、製造現場のリーダーの役割について理解を深めます。
研修の特長
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製造現場のリーダーが身につけておきたい生産管理の基本について、QCDを軸に幅広く学びます。
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管理者としての役割や責任を理解し、現場改善を定着させるポイントが学べます。
カリキュラム
7月30日
- 9時20分~9時30分
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オリエンテーション
- 9時30分~11時00分
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モノづくり企業に必要な強みを理解する
製造現場のリーダーには、現場での生産活動の先に、企業としての利益を見据える姿勢も大切です。
ここでは、モノづくり企業が利益を獲得するための「競争力」の全体像について理解を深めます。-
いかにして利益を獲得するのか
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ものづくり現場にはどのような強みが必要なのか
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- 11時00分~12時30分
13時30分~17時30分 -
品質・コスト・納期の意味を再確認する
生産管理の基本ともいえるQCDの意味するところを、基礎知識の習得とともに再確認し、現場でQCDを高めるための基本的な方向性を学びます。-
品質、コスト、納期の意味とその関係性
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QCDを向上させる基本的な考え方
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7月31日
- 9時30分~12時30分
13時30分~17時30分 -
問題解決のためのアプローチ
QCDを意識し、目指すべき状態に現場を近づけていくためには、現状を把握することが何よりも大切です。ここでは、現状を把握して問題解決に向かっていくための考え方や手法について、演習を交えながら学びます。-
リーダーとして心得ておきたい問題解決の4つのポイント
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改善手法の全体像
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作業改善を体感しよう(グループ演習)
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QC7つ道具を活用した問題解決法
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インターバル期間(8月1日~9月1日)
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インターバル(約1ヵ月間)
9月2日
- 9時30分~10時30分
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QCDの観点で自社の問題点を抽出する
インターバル期間に、QCDの観点で自社の課題を1つ選び、現状把握した内容を研修当日にグループ内で情報交換します。-
研修1日目~2日目の振り返り
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インターバル課題についての自由討論
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- 10時30分~12時30分
13時30分~16時30分 -
改善の切り口を知る
現状把握によって洗い出した問題点を「改善」し、効率の良いモノづくりに繋げていく必要があります。
ここでは、現場改善を進める上で知っておきたい観点と、しくみを「維持」する方法について事例を交えながら学びます。-
7つのムダ
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段取り改善
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5Sと3S
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- 16時30分~16時40分
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修了証書授与
講師プロフィール
西村 仁(にしむら ひとし)

- 所属・役職:
- ジン・コンサルティング代表 生産技術コンサルタント
- 略歴:
- 株式会社村田製作所の生産技術部門で21年間、電子部品製造の新規設備開発、ライン企画、工程改善を担当。2007年に独立し、製造業及びサービス業の生産性向上支援や技術セミナー講師として教育支援を行う。わかりやすい講義と適切なアドバイスに定評がある。経済産業省プロジェクトメンバー、中小企業庁評価委員等。
立命館大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)非常勤講師。
著書「図面の描き方がやさしくわかる本」(日本能率協会マネジメントセンター刊)、「基本からよくわかる品質管理と品質改善のしくみ」(日本実業出版社刊)ほか多数。