金沢キャンパス

No.111 人手不足と技能承継に対応する「多能工化」の進め方(高岡)
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※
大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
申込終了
研修の概要
- 研修日程
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11月6日(水曜)
11月13日(水曜)
12月11日(水曜) - 研修期間(時間)
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全3日間(20時間)
- 受講料
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29,000円
- 定員
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12名
- 対象
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経営幹部、管理者
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人手不足に対応したい方
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技能伝承を進めたい方
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生産性向上に対応したい方
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研修のねらい
資材や人件費の高騰、熟練従業員の高齢化、人財不足という大波に直面する今こそ、本気で技能承継や生産性向上に取り組むべき時です。
この研修では、「多能工化」という突破口から、これらの問題に対処する方法を学びます。
実際に問題解決に向けて進むための具体的なポイントについて、演習を交えて学ぶことで、的確に自社の課題を把握し、自社に合った多能工化の実施計画を作成することが出来ます。
研修の特長
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大切な技能の伝承や人手不足に対応する方法が学べます。
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自社の実際の姿を的確に把握出来る機会となります。
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多能工化を本気で進めるための実行から定着まで検討する機会となります。
カリキュラム
11月6日
- 9時20分~9時30分
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オリエンテーション
- 9時30分~12時30分
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技能伝承と平準化が意味するもの
多能工化の実践ステップ
技能伝承と平準化の意味を理解した上で、多能工化への向き合い方と変革を進める者の役割について学びます。-
多能工化のデメリットとメリットを検証する
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多能工化の実践ステップと留意点および改善指導との結び付け
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経営幹部責任者・管理者に求められる役割
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- 13時30分~17時30分
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業務(作業)内容と自社の実態(現状の負荷)の把握
スキルの課題分析(演習)と多能工化計画の立て方
多能工化で予想される問題点の洗い出し-
1.
具体的に平準化を進める上で基礎となる現状把握の方法を事例を交えて学びます。
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業務(作業)内容の分類方法
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業務(作業)の負荷調査
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2.
スキルマップの作成の仕方を学ぶとともに、多能工化計画の立て方や教育訓練のポイントを事例を交えて学びます。
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スキル調査表(スキルマップ)のつくり方(事例研究)
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・
多能工化計画の立て方と教育訓練のポイント
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3.
多能工化での失敗例を紹介します
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4.
多能工化で予想される問題点を洗い出して整理していただきます(演習)
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1.
インターバル期間(11月7日~11月12日)
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インターバル(1週間)
11月13日
- 9時30分~12時30分
13時30分~16時00分 -
多能工化のシミュレーション(模擬訓練)
作業改善と作業標準(作業標準書)-
指導者、指導を受ける人、仲介者(サポーター)の三者に分かれて、ロールプレイング方式で多能工化を体験していただきます
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多能工化のシミュレーションを通じて、作業改善と作業標準(作業標準書)の必要性や方法を学んでいただきます
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- 16時00分~17時30分
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次月までの課題説明
2日間の研修内容をベースに、実施していただきたい課題を説明します。
<課題内容>-
スキルマップの作成または改訂
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自職場の多能工化実施計画書づくり
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多能工化の教材を準備(QC工程表、作業標準書、設備点検表、検査基準書など)
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多能工化で予想される問題点に対する対応策の検討
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インターバル期間(11月14日~12月10日)
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インターバル(約1ヵ月間)
12月11日
- 9時30分~12時30分
13時30分~16時30分 -
課題発表と自由討論
講義
質疑応答
決意表明
インターバル中に実施された課題を題材にして、多能工化の推進者としての役割を明らかにした後、締めとしまして決意表明をしていただきます。-
各自より課題の発表
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議論についての自由討論
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講義「多能工化による効果(労働生産性)と表彰について」
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3日間の研修内容について質疑応答
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- 16時30分~16時40分
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修了証書授与
講師プロフィール

植條 英典(うえじょう ひでのり)
- 所属・役職:
- 株式会社実践マネジメント研究所 代表取締役
- 略歴:
- 1958年岡山県生まれ。奈良県在住。大学で生産管理、IE技法、QC手法を学ぶ。中堅家具製造卸会社の経営企画室勤務を経て1985年に中村技術士事務所に入所。
以来、製造業を中心とした現場の改善と管理者の育成を手掛ける。2004年、実践マネジメント研究所を設立し、2016年2月に法人化。
これまで全国各地で大手メーカーから中小企業まで約370社を指導。その経験を活かして中小企業大学校や各地の産業団体等で研修講師として活躍している。
モットーは、「常に企業は人なり」「改善に終わりなし」「ご安全に」。豊富な具体例を基にした分かりやすいセミナー内容と情熱あふれる指導ぶりには定評がある。