金沢キャンパス

HR014 経営トップセミナー
- ※大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
- ※新型コロナ感染防止対策を行い、研修を実施しております。
- 研修日程
- 2024年3月5日(火曜)
- 研修期間(時間)
- 1日(6時間)
- 受講料
- 16,000円
- 定員
- 50名
- 対象
-
経営者、経営幹部、後継者、幹部候補
研修のねらい
人的資本の不足に対処が必要な経営環境下において、「今」に起点を置くのではなく、「過去」まで時間軸を延ばし、かつ、「戦争」という経営とは異質の人類の営みまでスケールを拡げ、人的資本の活用に適切に対処した組織、逆に対処出来なかった組織の思考や行動様式、体質について”学び”、現代企業組織の経営に必要な具体的要素について”思考し”、”気づきを得る”機会とします。
カリキュラム
3月5日(火曜)
オリエンテーション
【基調講演】昭和の日本海軍が”ヒト”の採用・育成において犯した過ちとは
講師: 大和ミュージアム 館長 戸高一成 氏
人が足りない、忙しく人を育てる余裕がない、定着しないといった問題を、”今”の問題と捉えておられるかもしれませんが、実はそうではありません。この問題を適切に対処しなかったことで、破滅的な結末を迎えた経営組織について、その経営実態の思考や行動など詳細を、つぶさに振り返ります。”今”経営に携わるわたしたちの状況と照らし合わせながら共通項を探ります。
- 昭和の日本海軍
- 日本海軍の組織と経営
- 日本海軍の人材採用、育成
- 日本海軍の人材に対する考え方
【セッション】海軍組織と”現代”企業組織の共通点と、海軍の歴史から学べる”ヒト・組織・育成”に関する教訓とは
講師:
大和ミュージアム 館長 戸高一成 氏
(ファシリテータ)株式会社V字経営研究所 代表取締役 酒井英之 氏
基調講演の内容を題材に、”今”企業組織の経営に携わる我々と、80年前、海軍組織の経営に携わった先達の足跡の双方を見つめることから共通項を探り、今の経営に活かせる学びや教訓についてトークセッションを通じて考えます。
【実例企業講義】 ”ヒト・組織・育成”に目を向け問題解決への道を切り拓いた企業の取組について
講師:
株式会社天彦産業 取締役会長 樋口友夫 氏
株式会社宮田運輸 代表取締役社長 宮田博文 氏
(ファシリテータ) 株式会社V字経営研究所 代表取締役 酒井英之 氏
”ヒト”、”組織”の育成に心血を注ぎ、問題を解決した実際の企業経営者から、その取組内容を直接聴くと共に、受講者と登壇企業とのトークセッションを通じて、活かせる気づきを得ます。
【グループワーク、発表】 グループ検討、収束、発表《ワークテーマ=人の不足が経営問題とならない組織とは》
講師:
株式会社天彦産業 取締役会長 樋口友夫 氏
株式会社宮田運輸 代表取締役社長 宮田博文 氏
(ファシリテータ) 株式会社V字経営研究所 代表取締役 酒井英之 氏
ここまでの内容を基に、検討テーマを設定、グループに分かれ議論し、失敗を含めた要素や気づき、疑問に感じたこと等、グループ内でまとめ、発表することで、一人では得られない気づきや疑問点を炙り出します。
【研修テーマの総括】 人の不足が経営問題とならない組織を目指して
講師:
株式会社天彦産業 取締役会長 樋口友夫 氏
株式会社宮田運輸 代表取締役社長 宮田博文 氏
(ファシリテータ) 株式会社V字経営研究所 代表取締役 酒井英之 氏
グループワークで発表された内容を基に、残る疑問について全員で検討・解答を見出すと共に、1日の研修から収穫として自社に持ち帰る要素や気づきについて再点検し、定着を図ります。
ご活用可能なサービスのご紹介 修了式
金沢商工会議所及び中小機構より活用可能なサービスをご紹介。
修了証書交付
講師プロフィール

戸髙 一成 氏
(とだか かずしげ)
呉市海事歴史科学館(別称大和ミュージアム)館長 ・呉市参与
著書に「戦艦大和復元プロジェクト」「戦艦大和に捧ぐ」「聞き書き・日本海軍史」「『証言録』海軍反省会」「海戦からみた太平洋戦争」「海戦からみた日清戦争」「海戦からみた日露戦争」。編・監訳に「戦艦大和・武蔵 設計と建造」「秋山真之戦術論集」「マハン海軍戦略」、共著に「日本海軍史」「日本陸海軍事典」「日本海軍はなぜ過ったか」。メディアの出演も多数、代表的なものにNHKスペシャル「日本海軍400時間の証言」、NHK放送史「日米開戦を語る 海軍はなぜ誤ったのか~400時間の証言より~」。第67回菊池寛賞受賞。

樋口 友夫 氏
(ひぐち ともお)
株式会社天彦産業 取締役会長
1949年滋賀県生まれ。大学卒業後、大手特殊鋼商社を経て1977年株式会社天彦産業入社。2005年に5代目社長に就任し、「三方よし」を経営方針として掲げ、経営改革に邁進。2008年に組織した女性のチーム「TWS(天彦ウェブセールス)」では、売上比率を倍増させた。2014年4月には女性社員の積極的活用現場として(故)安倍晋三首相が企業視察された。2022年6月取締役会長に就任。2023年には中小企業の発展に寄与したとして旭日単光章を受賞。

宮田 博文 氏
(みやた ひろふみ)
株式会社宮田運輸 代表取締役社長 一般社団法人こどもミュージアムプロジェクト協会 代表理事
2012年4月 株式会社宮田運輸 代表取締役社長に就任。4代目を就任するが、自社にて死亡事故が起きてしまう。トラックが悲しみを生む現実を目の当たりにするが、トラックを活かした「こどもミュージアムプロジェクト」を立ち上げ、「やさしい気持ちがみらいをつくる」を旗印に、社内外を問わず人の主体を引き出す場づくりのアイデアを次々と生み出し、コロナ禍から現在もなお増収増益を続けている。著書に「社長の仕事は社員を信じ切ること。それだけ。」(かんき出版)

酒井 英之 氏
(さかい ひでゆき)
株式会社V字経営研究所 代表取締役
大学卒業後、ブラザー工業(株)に入社。入社2年目で開発した商品ラベルライター「P-touch」が大ヒット。30年を経た今も全米、中国、欧州でシェア60%以上のロングセラー商品となる。同社で優秀セールスマン賞を7回受賞。この経験を活かし、戦略コンサルタントへ転身、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)で9年間、経営戦略部長兼プリンシパルを務める。2014年に独立。以後「人生送りバント」をモットーに、中小企業の二世経営者や若手経営コンサルタントにビジョナリー経営の魅力を伝え、実践指導中。
備考
- ※カリキュラムは都合により変更する場合がありますので予めご了承ください。
お問い合わせ
- 中小企業大学校金沢キャンパス
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Tel: 076-223-5573
Fax: 076-223-5762