旭川校
No.45 多能工化(マルチスキル)の進め方(札幌キャンパス開催)
- ※大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
- ※新型コロナ感染防止対策を行い、研修を実施しております。
- 研修日程
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2024年2月5日(月曜)
~2024年2月7日(水曜)
- 研修期間(時間)
- 全3日(21時間)
- 受講料
- 32,000円
- 定員
- 25名
- 対象
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製造業の管理者
・セル生産方式などを検討されている方
・技能伝承に課題を感じる方
・業務の平準化を進めたい方
研修のねらい
生産現場では納期変更や飛び込み受注の要求に対応した柔軟な生産体制の構築が求められています。生産工程も少品種大量生産から多品種少量生産、変種変量生産、そしてセル生産方式へと変化しています。また、近年では働き方改革への対応として、業務の平準化も急務になっています。他方、多くの企業で熟練技術者の持つスキルやノウハウの技能伝承の遅れが問題となっています。これら全ての課題に対する切り札が「多能工化」です。
本研修では、多能工の考え方や効果を理解した上で、多能工化を進めるための作業標準や技能の可視化の仕方、教育訓練の進め方のポイントについて、演習を交えて学びます。また、自社の現状把握を行い、多能工化実行計画の作成に取り組みます。
研修の特長
- 多能工化の意義と基本を身に付け、多能工の育成・指導の取り組み方を学びます。
- 現場で使えるスキルマップのつくり方を学びます。
- 多能工化の実行から定着までを見据えた実行計画を立案します。
カリキュラム
2月5日(月曜)
受付カウンターにて受付を開始します
開講式・オリエンテーション
(昼休12時30分~13時30分)
多能工化の意義と管理者の役割
講師: ふくだ5S実践舎 代表 福田 隆
多能工化の目的や意義を理解した上で、多能工化の取り組み方と責任者の役割を学びます。また、業務整理の前段で欠かせない現場の整理整頓 (5S) について検討します。
- 多能工化の背景
- モノづくり(生産管理)の変遷(演習)
- 責任者・担当者に求められる役割
- 5S活動の必要性(演習)
業務・スキルの現状把握
講師: 福田 隆(前掲)
多能工化に取り組む前段階として、まず各部門の業務を棚卸し、実態を数値で具体的に把握します。また、従業員の業務習得レベルも見える化します。
- 多能工化の実践ステップと留意点
- 業務分類の考え方
- 業務量調査の具体的手法
- 従業員スキル調査の進め方
2月6日(火曜)
(昼休12時30分~13時30分)
業務・スキルの課題分析
講師: 福田 隆(前掲)
部門別の稼働率等を調べ、従業員一人ひとりの持っているスキルを一覧化し、理想とのギャップ、その要因を捉えます。
- 稼働率の算出
- スキルマップの作成(演習)
- 業務平準化の検討
作業標準
講師: 福田 隆(前掲)
作業標準の考え方と作成方法を学びます。
- 作業標準とは
- 作業標準の考え方とつくり方
2月7日(水曜)
(昼休12時30分~13時30分)
多能工化実行計画づくりの基本
講師: 福田 隆(前掲)
- 多能工化実行計画の立て方と運用のポイント
多能工化実行計画の作成と発表
講師: 福田 隆(前掲)
- 自社の多能工化実行計画の立案
- 自社での実行・運用に向けた課題の洗い出しと対策案の検討等
- 計画の発表(グループ内で実施)
終講式
講師プロフィール
福田 隆
(ふくだ たかし)
ふくだ5S実践舎 代表
1952年生まれ。国立小山工業高等専門学校工業化学科卒業。外資系大手製薬会社にて、生産技術・品質管理などに携わりながら現場改善を実践し、安全性・品質・生産性向上に大きな成果を上げた。日本のモノづくりを支える多くの中小企業に5Sを広めるべく、2009年にふくだ5S実践舎を設立。 製造業・サービス業・教育機関など多業種にわたって、現場改善・生産管理等の分野で指導実績があるほか、セミナー講師としても活躍している。
備考
- ※カリキュラム詳細は、決まり次第掲載させていただきますので、ご了承下さい。
- ※当研修は宿泊施設がございません。宿泊が必要な方は各自で手配頂きますようお願い致します。
お問い合わせ
- 中小企業大学校旭川校
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Tel: 0166-65-1200
Fax: 0166-65-2190