九州校

No.123 適正な価格反映のための交渉準備と進め方
-
※
大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
受付中
研修の概要
- 研修日程
-
2025年9月16日(火曜)〜2025年9月17日(水曜)
- 研修期間(時間)
-
全2日(12時間)
- 受講料
-
22,000円
- 定員
-
24名
- 対象
-
経営者
経営幹部
管理者-
価格交渉を成功させるための手順を学びたい方
-
取引先との円滑な価格交渉を検討したい方
-
様々な価格交渉の事例を知りたい方
-
- 場所
-
九州校
研修のねらい
コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進む中、インフレの進行に伴う物価高による収益減少、人手不足に加え、働き方改革による労働時間の制約といった課題に直面しています。こうした課題を克服するためには、価格転嫁を取引慣行として定着させることが重要です。実際には関連企業との価格交渉へのハードルの高さを感じている企業もある中、公的な報告書からは関連企業との価格交渉の実施状況が好転しているとの状況がうかがえ、価格交渉が可能な取引環境が醸成されつつあるとも言えます。交渉には事前準備が最も重要だと考えます。そこで、事前準備のポイントや価格交渉の進め方等を演習を通じて学ぶとともに最後に自社の価格交渉に向けた行動プランを検討します。
カリキュラム
9月16日(火曜)
- 9時50分~10時
-
オリエンテーション
- 10時~11時
-
価格交渉のための現状の整理【講義】
内容:価格交渉を行うことは自社の利益のためだけではなく、自社が継続的に供給する上で取引先にとっても有益なことといえます。そこで昨今の状況を踏まえ、価格交渉の必要性を理解した上で、公的サポートについても学びます。-
なぜいま価格交渉が必要なのか?
-
価格を据え置くとどうなるのか?
-
公的サポートについて
下請法(下請代金支払遅延等防止法)について解説
-
- 11時~15時
-
価格交渉想定シナリオ作成【GW】
グループ発表
内容:価格交渉の場に必要な事前準備の重要性をケーススタディを通じて実践的に学びます。
価格交渉の場の疑似体験として、グループで発注企業側、受注企業側に分かれ、価格交渉の進め方についてのシナリオを検討し、発表します。-
価格交渉の前に決めておくべき必要事項の整理
-
実施に向けた説明資料やプレゼン準備等の検討
-
- 15時~17時
-
自社製品/サービスの5年後を考える【個人ワーク】
内容:学んだ内容を活かし、自社の価格交渉に向けた課題を認識し、価格交渉のための行動計画を個人ワークでアウトプットします。-
(1)自社の主力製品/サービス、(2)現在の価格
(3)5年後の希望価格
(4)実現に向け何が必要か、アクションプランの概略
最後に研修1日目の気づきについてまとめ【ホワイトボード】、全体で共有します。
-
9月17日(水曜)
- 10時~12時30分
-
価値訴求について【GW】
内容:共通体験をテーマに、どんな価値をどう訴求するか(1)値決め、(2)チラシ作り等のグループワークで取り組み、成果物について発表を行います。 - 12時30分~15時30分
-
価格交渉の実行性高める取組について【講義】
-
価格交渉の事前準備で検討すべき事項
(1)事業計画、(2)販路開拓
(3)便利サイト/相談窓口などの解説
-
価格改定を継続する仕組みづくり
(1)リーダーシップ、(2)各自が自分ごととして捉えること(3)原価把握→情報共有
-
- 15時30分~16時
-
価格交渉の実践に向けて【GW】
内容:情報共有ワークを通じて、情報共有の効果、リーダーの重要性を認識します。 - 16時~17時
-
自社の価格交渉に向けた実施プラン骨子の検討【個人ワーク、発表】
講師からのフィードバック
内容:学んだ内容を活かし、自社の価格交渉に向けた課題を整理したうえで、価格交渉のための行動プランを検討します。-
自社の価格交渉に向けた行動プランの検討、行動宣言として発表
-
- 17時~17時10分
-
修了証書交付
講師プロフィール
荒谷 司聖(あらたに もりまさ)

- 所属・役職:
- 株式会社プラスタスパートナーズ 代表取締役
- 略歴:
- 大学卒業後、学習塾講師、自動車専門シンクタンクでの市場調査、市場予測に従事。2013年、経営コンサルタントとして独立、現在に至る。事業後継者への支援を中心に、創業塾、社員研修、補助金申請支援や価格交渉に必要な説明資料を作成する支援等を行っている。セミナー講師としては中小企業庁が主催する「価格交渉セミナー」に数多くの登壇実績があるほか、公的機関のセミナーに複数登壇している。一般社団法人ちよだ中小企業経営支援協会 代表理事、中小企業診断士