職員インタビュー

「東北の企業を支援しながらマラソン大会にも出場! 走ることから学んだ仕事への姿勢」東北本部 企業支援部 朝倉 和眞 2015年入構

東北本部で仙台を拠点に企業支援を行う朝倉さんは、数々のマラソン大会に出場するランナーでもあります。「趣味のマラソンが仕事にも深く影響している」と語る朝倉さんに、支援に取り組む姿勢を聞きました。

地域と一緒に自分も
成長したくて入構

私は大学で経済学を学び、就活では「地域や人の成長につながる仕事」かつ「様々なことに挑戦できる仕事」を探していました。色々な仕事を経験しながら自分に合った分野を深掘りしていきたいと思ったからです。

そこで出会ったのが中小機構でした。「中小企業の支援って、どんなことをやってるんだろう?」と調べてみると、国の中小企業支援政策を実施する機関で、全国的に幅広い支援をしていることが分かりました。「ここなら地域と一緒に自分も成長できる」と感じ入構しました。

最初の3年は、本部で全国の事業をまとめる仕事や、ものづくり企業を支援するプロジェクトに関わりました。プロジェクトでは、医療や航空などの先端産業をはじめ、様々な業界の内側を見ることができ勉強になりました。

転勤してわかった
地方の実情

「東北本部に転勤が決まった」と聞いたときは正直「どうしよう」と思いました(笑)。私は神奈川出身で、大学は雪の降らない静岡市。東北に関する知識はほとんどありませんでした。しかし先輩から「決まったなら早く動いた方がいい」とアドバイスをいただき、まず仙台について調べ、実際に生活するイメージを膨らませていきました。

転勤して一番困ったのは、担当地域について何も知らなかったことです。どのエリアで工業が盛んであるとか、どの企業に力があるとか、名前を聞いてもピンと来なくて。幸い、最初に関わったプロジェクトが地域に密着したものだったので、そこで東北の地場産業について学んでいきました。

今は「ハンズオン」という、企業に専門家を派遣する事業を担当しています。専門家のサポートをしながら企業に寄り添う支援ができるので、やりがいを感じています。

東北本部に来てよかったのは、地域の実情を深く知れたことです。地方には、すばらしい技術を持っている中小企業が多い反面、人材不足や事業承継の問題の深刻さも肌で感じます。そういう「現場の声」を日々聞きながら支援に反映させています。

東北のマラソン大会で優勝

私は中学から大学まで陸上競技部で、全日本大学駅伝に出場するなど走ることが好きでした。社会人になってからも気分転換に走っていましたが、「もう一度試合に出てみよう」と思い、本格的な練習をするようになりました。今は福島や岩手、山形のマラソン大会に出場しています。会津若松の大会で優勝した時は地元紙に掲載され、福島の企業の方に「見たよ」と言われて嬉しかったですね。

自分のことを「支援者であると同時にランナーでもある」と思っています。仕事も走ることも、私にとって生活を構成する大切な要素。どちらかが欠けたり、偏ったりするとバランスが崩れてしまう。走る時間を確保するために、日々のタスクや時間管理をさらに意識するようになりました。今は、全国トップの大会である日本選手権で、中小機構の名前を胸につけて走ることが目標です。

やるべきことが見えた時、
迷いがなくなった

実は入構した当初、思い描いていた仕事のイメージとのギャップに悩んだことがあります。中小機構の支援は、様々な分野の専門家とチームで進めます。実際の現場には専門家が入り、職員はそれをサポートする立場になることも多い。最初は立ち位置がうまく見い出せず、「自分ができる支援とは何か」をずっと考えていました。

そんな時、「プロセスコンサルタント」という言葉に出会いました。これは企業と専門家の間に立ち、公平な目で物事を見る役割です。専門家と企業の要望がうまくマッチするように双方をつないでいく。それが職員の役割なのではと考えたとき、自分のやるべきことがはっきりして迷いがなくなりました。

私の仕事に対する姿勢は陸上競技で得たものだと思います。走ることは結果だけでなく、プロセスも大切です。仕事も同じように過程を大事にしながら、納得できる形で進めたい。できることをやらないで後悔したくないんです。

自分の関わった企業が、成長する姿を見られるのは嬉しいですよ。「誰かの役に立ちたい」「一緒に成長したい」という思いがあるなら、中小機構でそれを実現する機会はあると思います。