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No.51
経営トップセミナー これからの中小企業経営
- ※大学校以外で開催するコース、インターバルのあるコースがありますので、詳細ページにて研修内容をご確認ください。
- ※新型コロナ感染防止対策を行い、研修を実施しております。
- 研修日程
-
2023年3月3日(金曜)
~2023年3月4日(土曜)
- 研修期間(時間)
- 全2日(12時間)
- 受講料
- 22,000円
- 定員
- 会場受講35名 リモート(Zoom)受講35名 計70名
- 対象
- 経営者, 経営幹部, 管理者
- 場所
- 広島校
研修のねらい
中小企業を取り巻く経営環境の変化に対応し、企業が継続的に成長するための新たな視点や考え方を、事例を交えながら学びます。コロナ禍にあってもピンチをチャンスと捉え挑戦・成長を続けている事例企業3社から、厳しい経営環境を乗り切るための中小企業経営の在り方について学びます。
研修の特長
- 経営環境の変化に負けず、企業が継続的に成長するための新たな視点や考え方を学びます。
- 実際にアフターコロナを見据えた企業経営を実践されている企業の経営者から直接話を聞き、これからの経営環境を乗り切るためのポイントを学び、明日からの企業経営に役立てられます。
- リモート(Zoom)受講にも対応していますので、遠方等で来校が難しい方も受講が可能です。
カリキュラム
3月3日(金曜)
開講式・オリエンテーション
【基調講演】 高収益企業の“池クジラ”戦略 “強くて愛される”会社の事例に学ぶ
講師: アタックスグループ 代表パートナー 公認会計士・税理士 西浦 道明
「ヒト・モノ・カネ・情報」という経営資源が、大企業と比べて圧倒的に少ない中小企業は、大企業とは別の生きものです。中小企業には、中小企業らしい生き方、戦い方というものがあるはずです。「強くて愛される会社」とは、中小企業にとって、理想のベンチマーク企業のことです。どうすれば「池クジラ」を築いて、「強くて愛される会社」に到達することができるか。そのヒントについて、事例を交えて分かりやすくお話します。
事例企業から学ぶための視座
講師: 法政大学 教授 井上 善海
コロナ禍に負けない経営を実践している事例3社の概要を紹介し、受講の際の視座としていただきます。
【事例1:逆境を乗り越え新たな市場の開拓へ】
講師:
シバセ工業株式会社 代表取締役 磯田 拓也
コーディネーター(前掲) 井上 善海
磯田氏は、勤めていた急成長中の大企業を退職し、廃業寸前のシバセ工業へ移った。当時の同社は、親会社からの受注が激減しており、その後も輸入品増加による国内ストロー産業の衰退、プラスチックごみ問題によるストロー廃止運動など、様々な困難が続いた。ローテクな世界だったストロー製造にハイテク技術を次々と取り入れストローを工業用・医療用部品として使用できる高精度な製品へと進化させ、コロナ危機も乗り越え、今では国内トップクラスのシェアを誇る国産ストロー製造企業となっている。
3月4日(土曜)
【事例2:リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる】
講師:
株式会社さくら住宅 相談役(元会長) 二宮 生憲
株式会社さくら住宅 相談役(元社長) 福田 千恵子
コーディネーター(前掲) 井上 善海
二宮氏は、住宅業界の経験を生かし、50歳で地域に密着したリフォーム会社「さくら住宅」を横浜市に設立。「お客様株主制度」や「さくらラウンジ」の運営など様々な特色のある取組を実施し、小工事でもきめ細かく対応する姿勢が評価され、創業以来黒字経営を継続している。「全国リフォーム合同会議」を起ち上げ、リフォーム業界の底上げのための活動を行っている。
福田氏は、創業時から二宮氏の右腕として同社の経営に携わり、代表取締役社長まで務めた。
【事例3:想いを包み、未来を創造する】
講師:
株式会社吉村 代表取締役社長 橋本 久美子
コーディネーター(前掲) 井上 善海
橋本氏は、主婦から三代目社長に就任した異色の経営者。日本茶を主とする食品包装資材の企画製造販売を行う。現在はパッケージのデザインにとどまらず、日本茶の販売にまつわる幅広いサポートを通じて、日本の伝統食品の新しい市場提案を手がける。コロナの中、2020年4月の入社式はZoom。「やったらわかる!」を合言葉に、「デジタル化の波に先頭切って乗っていく!Zoomを使い倒す!」と宣言し、変化に対応するのではなく、変化を創り出すことに力点を置いて経営している。
事例企業から学ぶ成功のポイント
講師: (前掲) 井上 善海
3社の事例をもとに、コロナ禍に負けない経営の成功ポイントをまとめ、明日からの経営に役立てていただきます。
終講式
修了証書の交付
講師プロフィール
井上 善海
(いのうえ ぜんかい)
法政大学 大学院政策創造研究科 教授
神奈川大学法学部卒業後、会社経営、経営コンサルタントを経て、福岡大学大学院にて博士(商学)の学位を取得。2004年広島大学教授、2013年東洋大学教授、2018年から現職。広島大学名誉教授。専門分野は、経営戦略論、事業創造論、中小企業経営論。2018年より「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞実行委員会副委員長・審査委員、2020年より人を大切にする経営学会副会長。著書は、『衰退産業の勝算』(幻冬舎)の他、多数。
西浦 道明
(にしうら みちあき)
アタックスグループ 代表パートナー 公認会計士・税理士
一橋大学卒業後、1981年に株式会社アタックスを共同創業。1990年に今井会計合同事務所と経営統合し、アタックスグループを結成。「社長の最良の相談相手」をモットーに、オーナー企業の事業承継、経営戦略、事業再生、税務・会計戦略、人事・組織改革、後継者育成など、延べ数百社の顧問先をはじめとする多くの中堅中小企業の様々な課題解決に対応している。現在、アタックスグループのトップとして、公認会計士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、その他スタッフ総勢約200名を率いる。
磯田 拓也
(いそだ たくや)
シバセ工業株式会社 代表取締役
大分大学工学部エネルギー工学科を卒業後、日本電産株式会社に入社。日本電産の開発部にて、モーターや電源装置、検査装置の電気回路設計を担当。1999年に妻の親戚のシバセ工業社長の求めに応じて後継者としてUターンで転職、2005年に社長に就任。ストロー製造の下請けで受注激減で倒産危機にあったシバセ工業を工業用ストローや医療用ストローなど新しい分野を開拓することで復活させてきた。現在は、飲料用ストロー、工業・医療用ストロー、日本電産向けのモーター検査装置の3事業を展開して、年率10%で成長を続けている。
二宮 生憲
(にのみや たかのり)
株式会社さくら住宅 相談役
法政大学法学部卒業後、大手住宅メーカーに入社。トップセールスを記録。2年後に同僚4人で注文住宅会社を設立。大手住宅メーカーの取締役を経て、お客様のことを一番に考えるリフォーム会社をつくりたいという想いから、1997年(株)さくら住宅を設立。先進的な取り組みが注目を浴び、取材や講演会など精力的に活動している。現在「一般社団法人全国リフォーム合同会議」理事長。テレビ東京の「カンブリア宮殿」にも出演。
福田 千恵子
(ふくだ ちえこ)
株式会社さくら住宅 相談役
藤女子大学卒業後 三菱UFJ信託銀行入社。結婚後夫の転勤で横浜に専業主婦をしばらく続けた後、細田工務店入社。その後、(株)さくら住宅へ入社し、インテリアコーディネーター・二級建築士他建築関係の資格を取得。常務取締役兼営業部長から代表取締役社長を経て現在に至る。専業主婦の頃の様々な経験と共に専門資格がリフォームの仕事に生かされている。
橋本 久美子
(はしもと くみこ)
株式会社吉村 代表取締役社長
日本女子大学卒業後、吉村紙業株式会社(現、株式会社吉村)へ入社。元夫の転勤と出産が重なり、30歳から40歳までの10年間は専業主婦を経験。それ以降は株式会社吉村に企画部長として戻り、5年後の2005年には代表取締役社長に就任。趣味は乾物料理と観劇で、会社の食堂でまかないを作る「くみこばぁば食堂」を開店することもある。座右の銘は「天知る、地知る、己知る」。2017年経済産業省ダイバーシティ100選、2018年日本でいちばん大切にしたい会社大賞、中小企業基盤整備機構理事長賞、2021年 東京都テレワークアワード大賞。忖度なくアイデアを出す「自律会議」で社員の知恵を集約して、日本茶の需要創造を目指す。
備考
- カリキュラムは都合により変更する場合がありますので予めご了承ください。
- オンラインでお申し込みされる方は「会場受講」または「リモート(Zoom)受講」のいずれかを、その他「コメント」欄に記入してください。
- 「リモート(Zoom)受講」により、お手元のパソコン(最新版Zoomをダウンロード済のもの)を利用して来校いただくことなく受講できます。ただし、接続環境は受講者で整える必要があるほか、イヤホンマイク等も受講者側でご用意いただきます。
- Zoomへの招待につきましては、開講日が近づきましたら、予めご連絡をうけた受講者の「メールアドレス」宛にミーティングID・パスワードをお知らせいたします。
- 「リモート(Zoom)受講」のお申込受付は、2月24日金曜の午前中までとさせていただきます。
お問い合わせ
- 広島校 研修担当
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Tel: 082-278-4955
Fax: 082-278-7201