小規模事業者支援ハンドブック
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第4章 小規模事業者の事業計画策定支援9911.付加価値について最後に小規模事業者にぜひとも理解しておいてもらいたいのが、下記に示す利益の構造です。黄色の部分が「仕入価格」もしくは「製造原価」です。青色の部分が「経費」で、赤色の部分が「手元に残る儲け」ということになります。経費の節約は、青色の部分を縮めて、「手元に残る儲け」を増やすことですが、その余地はそれほど大きくありません。そこで高く売る努力が必要になります。上の図の一番右のグラフように、1割高く売ることができれば、手元に残る儲けは1割増えるのではなく、2倍になるのです。逆に、上の図の一番左のグラフの「現状」から、1割値引きをすれば、手元に残る儲けは1割減るのではなく、0になってしまいます。ある焼肉店は、新たなメニューとして、当初は「焼肉丼」(1,200円)を予定していましたが、器は丼をやめてプラスチック製のお重に変更して、焼肉お重(1,500円)としました。器を丼からお重に変更しただけで、原価が高くなったわけでも、手間が余分にかかるわけでもありません。価格を上げたいと思って、「肉の量を増やしたり」「肉の質をあげたり」した場合、これは付加価値ではなく、「本体価値」を上げたことになります。原価経費儲け現状経費節約付加価値¥2,500¥2,000¥1,500¥1,000¥500¥0

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