小規模事業者支援ハンドブック
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第4章 小規模事業者の事業計画策定支援93設定しましょう。この目標達成に向かって進んでいくことで「事業の方向性」が定まります。※目指す方向が決まっていて、経営の骨格になる考え方が明確になっていると、社内の協力だけでなく、支援機関、金融機関等からの支援も得やすくなります。◆事例8 経営方針・事業コンセプト・目標(1)経営方針① 経営の方向性 ・中古車買取り・販売の強化による若年顧客の獲得 ・ハイブリット車、EV車等への対応(設備投資、技術習得) ・顧客へのていねいな説明の実施、顧客の希望に合わせた予防整備の実施② 事業コンセプト(誰に、何を、どのように)  中古車の買取り・販売を強化することで若年顧客の獲得につなげる。また、ニーズが高まっているハイブリッド車、EV車の整備点検能力を充実させるため、検査設備の更新に加え、技術の習得に努める。顧客満足度向上のために、整備内容の詳細な説明、整備内容(予防整備)を顧客が選択できるようにする。(2)目標設定 ・売上高150,000千円(5年後)  ・営業利益率8% ・顧客の年齢構成の維持(60歳以上顧客が全体の約50%を維持する)8.プラン(取り組み)の策定設定した事業目標を実現するために有効な取り組みを決定します。この取り組みは、「自社の強み」や「顧客のニーズ・市場の動向」を踏まえたものでなければなりません。(計画の一貫性・整合性)事業目標を実現するための取り組みは様々です。製造業ならば「設備の導入」「工程の改善・見直し」も必要な取り組みになります。ここでは、売上や収益に直結する「商品・サービス」、「価格」、「販売経路」、「販売促進」を「プラン(取り組み)」の対象と考えてみましょう。(1)商品・サービスについて重点商品、また新たな品揃えを検討するなど商品構成や販売方法などの見直しに取り組みます。また、商品の高付加価値化(ブランド化)にも取り組むべきです。※ブランド化については、商品のネーミングやパッケージ改善、他の商品との位置関係など、総合的に検討し、計画的に進めていく必要があります。

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