小規模事業者支援ハンドブック
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92第4章 小規模事業者の事業計画策定支援6.経営課題についてこれまでの分析を踏まえて、経営上課せられたテーマ(取り組むべきテーマを明確にします。課題は3つ以内に絞るべきです。課題が多すぎると今後の方針がぼやけてしまいます。これまでが、「現状の把握(分析)」ということになります。有効な経営計画を策定するには事業の現状(強み・弱み・顧客のニーズ・市場動向等)を知ることが不可欠です。先述したように事業者には、「やりたいことがたくさんある」という方は少なくありませんが、現状を分析することで「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」が見えてきます。※経営者と後継者の経営に対する考え方に食い違いがあり、意見が衝突することもよくあることです。これは経営者と後継者の視点の違い(事業の中で見ている場所が違う)によることが大きいと思われます。 経営分析によって、事業の現状が明確になれば、世代(年齢)の違いによって多少の考え方のズレはあるにせよ、経営方針(目指す方向)に大きな食い違いは生じないはずです。7.経営方針・事業目標の設定(1)経営方針を明確にするすでに経営方針を持っている事業所はいいのですが、そうでないところは是非「目指す方向」を決めましょう。(2)事業コンセプトを明確にする経営方針に沿って、「誰に、何を、どのように売るのか」という「骨格になる考え方」を明確にしましょう。(3)目標の設定目指す方向を数値にしたものが「目標」であるといえます。したがって、目標は数値で◆事例7 経営課題① 若年顧客の獲得② ハイブリット車、EV車等への対応(技術・設備)③ 顧客との接点の強化

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