小規模事業者支援ハンドブック
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第4章 小規模事業者の事業計画策定支援872.自社や自社の提供する商品・サービスの強みについて自社の「強み」、および「弱み」は、計画策定にあたって事業者があらためて自覚する必要があります。★「強み」とは、売上が上がっている理由、顧客から選ばれている理由です。★「弱み」とは、売上が今一歩上がらない理由、売上・収益の阻害要因です。したがって、売上が上がっている以上どの事業所にも「強み」は存在します。そして弱みも存在するということです。※強み(顧客から選ばれている理由)を強化すること、および弱み(売上・収益の阻害要因)を克服することが「経営課題」、すなわち経営上課せられたテーマ(取り組むべきテーマ)ということになります。◆事例3 強み・弱み●売上が上がっている理由・顧客から選ばれている理由(強み)① 技術: 当社所属の整備士は、1名が34歳(後継者)、1名が54歳、もう1人は60歳を超えており、後継者と2名のベテランの技術者によって、車検整備から一般整備、また重整備にも対応可能である。また、国産自動車であればどのメーカーであっても対応可能である。加えて、不具合を特定する優れた目利き力を有しており、顧客からの評価も高い。② 設備: かつては運送会社の顧客にも対応していたため工場内のスペースが広く、リフトは4台あり、整備・修理を複数台同時並行で実施できる。敷地も広く新車、中古車ともに姫路市北部では最も展示台数が多い(広いショールームを有している)。③ ネットワーク:1 )姫路市北部の自動車整備工場6社で「自動車技術研究会」を形成していて、情報交換とともに、自動車に関する最新の情報についての勉強会を年間2回実施している。2 )共同で新聞広告、地域情報誌への広告掲載を実施している。●売上が今一歩伸びない理由(弱み)① 従業員の高齢化(1名が数年内に定年)が今後の懸念材料である。② 現在使用している診断機はハイブリッド車には対応しておらず、車検整備にかかる入庫機会を失っている。③ 車検の整備内容について受入れ時、納車時ともに顧客との対話が不十分である。④ 接点が密な顧客と、疎遠な顧客とがあり顧客との接触にバラツキがある。

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