小規模事業者支援ハンドブック
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第4章 小規模事業者の事業計画策定支援85(3)経営分析①小規模事業者にとって、「どの商品で儲かっているか」、「どのお客さんが儲けさせてくれているか」を把握して、そこに重点をおいた「取り組み」を練ることが、最もスタンダードな経営計画であるといえます。したがって、個々の商品や顧客別の売上・利益の把握が必要です。◆売上や利益率よりも利益額が重要この分析で注意が必要なのは、利益率よりも利益額を重視しなければならないということです。次に電気店の例を示します。上記の表でわかるように、「修理」は、95%の利益率がありますが、売上がきわめて少ないため、もたらされる利益はきわめて少ないわけです。したがって、利益貢献度は×ということになります。これについては、小規模事業者持続化補助金の公募要領にある計画書の記載例(下図表)を思い出していただければわかりやすいです。「売上総額」の順位で見ると、1位の「日替わり弁当」が「利益総額」の順位になると4位なっています。日々の事業経営のなかで、売上が大きい商品やサービスを重視しがちですが、原価、人件費等を勘案すると「利益をもたらしてくれている商品」は売上総額の大きい商品とは異なることがわかります。年間売上利益率利益額増減家電販売4,000万円15%600万円減少傾向修理50万円95%47.5万円減少傾向リフォーム及び電気工事2,000万円50%1,000万円増加傾向売上総額の大きい商品利益総額の大きい商品1位日替わり弁当○○○万円ビール○○○万円2位まぐろ丼○○○万円特上にぎり○○○万円3位にぎり○○○万円にぎり○○○万円4位ビール○○○万円日替わり弁当○○○万円5位特上にぎり○○○万円まぐろ丼○○○万円

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