小規模事業者支援ハンドブック
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84第4章 小規模事業者の事業計画策定支援1.企業概要(事業の沿革と内容)(1)事業の沿革事業の沿革を振り返り、自社「らしさ」、いわば自社のアイデンティティ(中心軸)を知ることは、今後の経営判断のベースを持つことになります。「創業当初の主力商品」、「事業が軌道に乗ったきっかけ」、「主力商品や主要顧客が変わった経緯」、「大変だった時期を乗り切った」ことなど、自社の歴史の中に未来へヒントがある場合も少なくありません。そのため、計画策定に当たっては、時間をかけることはできないまでも、事業の沿革をあらためて見つめなおすことから始めます。また、事業規模が小規模であればあるほど、経営者のスキルが、そのまま経営力となる場合が多いため、「経営者のスキルの棚卸し」の意味でも、経営者のプロフィールの記述するのもいいでしょう。(2)事業内容業種、事業の規模(従業員数、店舗面積、工場規模等)。主力商品は何で、どんな特徴があるか。また、主要顧客は誰であるか。そして、ここ数年の売上の傾向はどのようになっているかを計画書に盛り込みます(ローカルベンチマークを活用して財務分析として別に詳しく記述するのもいいでしょう)◆事例1 事業の沿革と内容事業内容沿革【業種】中分類 89  自動車整備業細分類 8911 自動車一般整備業【従業員数】 4名【主力商品】・車検整備・自動車販売【主要顧客】・一般顧客(神崎郡、および姫路市北部) 当社は、創業者が陸軍の自動車連隊で身に着けた整備技術を生かして昭和26年に創業した自動車整備会社である。現在2代目が事業を運営している。事業は、自動車の整備・車検、および自動車販売が中心で、商圏は神崎郡、および姫路市北部(香寺町、夢前町)である。 同地区では一番の老舗で、古くからの固定客を多数有している。かつては運送業者などの法人客もあったが、現在では顧客のほとんどが一般客である。表彰歴・資格・特許等・認証工場取得(昭和45年)・指定工場取得(昭和50年)

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