小規模事業者支援ハンドブック
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第3章 小規模事業者の売上向上支援77  (例)レジ横に大福・・・買おうとは思っていなかったが“つい”買ってしまう  (例)弁当の横に飲料・・・「ついで買い」とは意味合いが異なる(関連陳列)◆購買しやすい価格設定を意識しましょう・消費者は、購買の際に商品の価値と価格のバランスを吟味する傾向があります  → 景気が低迷している時期は、尚更そのような傾向が強まります・しかしながら、そうしたバランスをあまり考えなくても良い商品・価格の場合、直感的に購買を決める傾向があるため、通常の商品よりも購買率が高まります・自店や自店のお客様に合った「ついで買い商品」を考えてみましょう  (例)レジ横の小さなお菓子・タブレット菓子・ゴミ袋(有料地域の場合)など  (例)定食プラス100円でコーヒー付き、プラス200円でミニ丼セット など  (例)テレビ本体プラス1000円で設置・配線サービス・耐震マット付き など4.対策を実施する際の留意点「Ⅰ.小規模事業者特有の経営環境」で解説しましたように、小規模事業者は経営資源が乏しいことから、売上向上の期待ができる改善策であっても、資金繰りに窮していて費用が捻出できない、朝から晩まで動き回って店を運営しているため時間がない、事業者にとっては難しいと感じる改善策だったなど、実施してもらえない場合が数多くあります(実施されなければ、現状からは何も変わりません)。そこで、以下のような項目に分類し、事業者がより実施しやすいものから提案していくことをお勧めします。なお、小規模事業者の支援では、重要性や実効性(効果)などの視点も大切ですが、“実施してもらえるかどうか”の視点がより大切であると考えて分類しています。①お金がほとんど掛からず、すぐに実施できそうなもの・提案すれば了承されそうなもの(大きな抵抗を受けないもの)が該当します・事業者によって状況は異なりますので、現場を見て・聴いて見極めましょう  (例)出来立て・焼き立て・新商品などのPOPを作る・お客様に呼び掛ける  (例)接客の際には、必ず一品お勧めをする(従業員から提案をする)  (例)エンド陳列の商品やショーウインドウの商品を週に一度入れ替える②多少お金は掛かるが、実施できそうなもの・「持続化補助金」などを活用すれば実施できるもの(お金の面以外では①同様に大きな抵抗を受けないもの)が該当します  (例)チラシ・のぼり・スタンド看板などを活用して、自店の訴求力を高める  (例)新しいパッケージを作ることで、商品の魅力度を高める  (例)お客様の要望が多い冷凍商品を販売するために、冷凍ケースを購入する③お金はあまり掛からないが、すぐには実施できそうにないもの

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