小規模事業者支援ハンドブック
64/128

64第3章 小規模事業者の売上向上支援(3)SWOT分析SWOT分析は、当社を取り巻く外部環境を 機会(Opportunity)と 脅威(Threat)に、当社の内部環境を 強み(Strength)と 弱み(Weakness)に分けて捉え、各マス目を組み合わせることで、今後の方向性を見出そうとする分析手法です。①検討内容について◆次の視点で外部環境を把握しましょう・PEST分析結果、市場規模、成長性、競合状態、消費者動向、取引先動向など◆次の視点で内部環境を把握しましょう・商品・製品(品揃え・品質・価格・供給体制)、店舗施設、工場・設備、販売促進、営業、組織・人材、財務、マネジメント、情報など(PEST分析)政治、経済、社会、技術 等市場規模、成長性、競合状態、消費者動向、取引先動向 等外部機会(O)脅威(T)商品・製品(品揃え・品質・価格・供給体制)、店舗施設、工場・設備、販売促進、営業、組織・人材、財務、マネジメント、情報 等内部強み(S)弱み(W)②SWOT分析の留意点◆基本的な約束事を押さえましょう・事実(事実に近い推測)を挙げましょう(根拠の薄い推測、意見、改善策は×)・モレなくダブリなく挙げましょう(「①検討内容」の視点をモレなく検討する)◆強みの精査をして、どの程度の強みなのかを確認しましょう(上から順に確認) ⅰ)経済性のないもの(強みとまではいえないもの) ⅱ)経済性はあるが希少性はないもの(他社と同程度の強み) ⅲ)経済性・希少性はあるが模倣困難性のないもの(一時的優位性のある強み) ⅳ)経済性・希少性・模倣困難性のあるもの(優位性が持続する強み) ⅴ)ⅳの強みを組織化・仕組化したもの(将来に渡り優位性が持続する強み)  (例)後継者がいる・・・経営に活かせる能力等がない場合は ⅰ)に該当する◆小規模事業者の支援では、情報整理のためのマス目としての利用に留めましょう・小規模事業者はデータがないなどの理由から、現状把握を十分に行えない可能性が高いため、SWOT分析で今後の方向性を見出すのは難しいといえます

元のページ  ../index.html#64

このブックを見る