小規模事業者支援ハンドブック
58/128

58第3章 小規模事業者の売上向上支援◆マージンミックスの活用方法・部門、地域、担当者、商品・製品・メニュー、取引先、顧客など、自社の管理項目に合わせて、あらゆる項目で活用できます・相乗積の構成比を見ることで、各項目の貢献度合いを判断できます   (例)A社とB社で、当社の収益の半分以上を占めている   (例)A社は、D社の倍くらい貢献している・表の作り方を理解すれば、全体でどれくらいの粗利益率になるか(粗利益率合計欄)が簡単に計算できます・・・この手法を覚えれば、状況に応じて簡単に粗利のシミュレーションができるようになります   (手順)3つのステップで計算しましょう    ⅰ)各項目の「相乗積」の増減を計算する    ⅱ)「相乗積の合計」の数値に、ⅰで計算した数値を加算・減算する    ⅲ)ⅱで計算した数値を100で割る・・・全体の粗利益率になります   (問1) A社の粗利益率を21.8%に改善すると、全体の粗利益率は何%になるでしょうか?    ⅰ)相乗積のプラス分: 32×2=64    ⅱ)相乗積の合計: 2260+64=2324    ⅲ)全体の粗利益率: 2324÷100=23.2%   (問2) 収益性(現状22.6%)を改善するための方策を検討したが、既存取引先の値下げ圧力が厳しいことから、新規取引先を開拓することで収益性を改善させることにしました。新規取引先の数値目標を売上構成10%・粗利30%とすると、全体の粗利益率は何%になるでしょうか?(このときの既存取引先の粗利益率は、22.6%に据え置きとします)    ⅰ)既存先の相乗積: 90×22.6=2034      新規先の相乗積: 10×30=300    ⅱ)相乗積の合計: 2034+300=2334    ⅲ)全体の粗利益率: 2334÷100=23.3%・収益状況を早く知ることができれば、それだけ早く対策が打てるようになります  → 悪化している場合、数値を見せることで危機意識を持たせられます   (問3) B社より取引条件変更の打診があり、来期から3ポイント粗利益率が低下する可能性が出てきた・・・全体ではどれくらいの影響があるでしょうか?

元のページ  ../index.html#58

このブックを見る