小規模事業者支援ハンドブック
57/128

第3章 小規模事業者の売上向上支援57◆ABC分析の留意点・大きな分類(上段の図)でABC分析をしても、活用が難しいです  →  ABC分析の目的は、死に筋を排除して売れ筋に力を入れることで、効率化を図ることです・・・「鮮魚」を排除すると他の部門に影響が及び、「日用雑貨」を排除して「一般食品」を増やしても、「日用雑貨」の売上減少分をカバーすることは難しいでしょう・ABC分析は、基本的に、単品(下段の図)で行うことで活用できます  →  死に筋商品を少なくし、売れ筋商品の販売数量を多くすることで、仕入価格の     交渉・管理品番の削減など、経営にプラスの効果があります     (例) 「塩ゆで落花生」をやめて売れ筋の「塩味枝豆」に集約する(品揃えを絞る)ことで、管理品番を削減するとともに棚の有効活用を図る③マージンミックス利益率の違うものを組み合わせて収益性を向上させるための分析手法です。「持続化補助金」の申請では、経営計画記入例にも記載されているように、項目毎に売上と利益率(粗利益率)を把握することが求められています。「持続化補助金」の申請ができるレベルの事業者であれば活用可能な手法ですので、更なるレベルアップを目指してマージンミックスの手法を活用しましょう。取引先売上(ⅰ)構成比(ⅱ)粗利(ⅰ)粗利益率(ⅱ)相乗積(ⅲ・ⅳ)構成比(ⅴ)A社9,60032.0%1,90019.8%633.328.0%B社7,20024.0%1,54021.4%513.322.7%C社5,00016.7%1,24024.8%413.318.3%D社4,20014.0%98023.3%326.714.5%E社2,8009.3%78027.9%260.011.5%その他1,2004.0%34028.3%113.35.0%合計30,000100%6,78022.6%2,260.0100%◆表作成の手順 (※ 上記表の番号に対応しています) ⅰ)項目毎に、売上と粗利のデータを用意する ⅱ)項目毎に、売上構成比と粗利益率を計算する ⅲ)売上構成比と粗利益率を掛け合わせて相乗積を計算する ⅳ)相乗積の合計は、相乗積を全て足して求める   (相乗積の合計÷100 が 合計粗利益率と合致することを確認する) ⅴ)相乗積の構成比を計算する

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る