小規模事業者支援ハンドブック
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46小規模事業者の売上向上支援第3章Ⅰ.小規模事業者特有の経営環境小規模事業者は、経営資源(=経営を続けていく上で活用する様々な要素)が相対的に乏しいことから、支援を行う上で(解決提案を行う上で)制約が生じる場合が数多くあります。ここでは、小規模事業者にありがちな「制約となる可能性のある事柄」について解説します。項目制約となる可能性のある事柄(例)人○質量の両面で人材確保が困難 意欲の高い社員・専門知識を持つ社員・経営者の右腕となる幹部社員などの獲得困難、慢性的な人手不足、組織化の遅れ○経営者・幹部社員の高齢化と後継者の不在 新たな経営課題への対応の遅れ、事業継続に対する意欲・活力の喪失物○品揃えの乏しさ 取引先との関係の弱さ、価格交渉力の弱さ、与信問題による取引拡大の難しさ○付加価値の低さ ニーズを捉える力(情報力・発想力)・具現化する力(技術力・開発力・調達力)の弱さ○生産性の低さ 生産性向上の取り組み不足、不安定な設備投資金○不安定な資金繰り 収益力の悪化、資金調達先の少なさ、金融機関に対する交渉力の弱さ○財務状態の把握の遅れ○数値目標や事業計画の未策定情報○情報収集力・発信力の弱さ IT 普及による市場変化への未対応、情報管理力・分析力・活用力の弱さ、環境変化の把握の遅れ場○売場の狭さ、駐車場の狭さ、設備の古さ◆支援するにあたって、どのような制約がありそうか考えてみましょう(例)高齢の経営者(後継者不在)には新商品開発は難しいかもしれない   今の資金繰りでは品揃えの拡充(仕入資金の捻出)は難しいかもしれない   来店数を増やしたいが、駐車場がないことで制限されてしまうかもしれない

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