小規模事業者支援ハンドブック
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40第2章 小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーションⅤ.「人脈を活かす」信頼関係を作り、伴走型の支援をすることから生まれるものは何でしょうか。経営指導員のみなさんが目指すものは、何でしょうか。小規模事業者の方々とのコミュニケーションを積み重ねる中で、それぞれの強みがわかってきます。それらを把握した上で、それぞれの強みが発揮できるビジネスパートナーや、活躍できる場所、形態を探し、マッチングすること。経営指導員の方々には、ぜひ、そうしたコーディネーターになっていただきたいと思います。そのために必要なのは「人脈作り」。何を、誰に頼めばいいか。○○が得意なのは誰か。誰と誰を結び付ければ、よりビジネスが広がるのか。人脈は「聴く」ことによって広がります。聴き上手を実践し、たくさんの情報を取り入れてください。たくさんの引き出しを持ち、使いこなしていける、有能なコーディネーター、それが経営指導員の方の役割だと思うのです。人脈をつくる上で、忘れてはいけないことが二つあります。一つは、経営指導員のみなさんも、誰かの人脈であるということです。人脈は、一方通行ではなく、お互いに認め合ってこそ成り立ちます。お互いが心を開き、良さを出し合ってこそ、頼り頼られる関係が築けるということです。もう一つは、「経営指導員としての人間力」プラス「得意分野(強み)」があってこそ、強固な人脈が築いていけるということです。小規模事業者の方の強みをみつけたように、自分の強みをみつけ、それを生かすことを心がけてください。それらをしっかりと認識し、笑顔でのコミュニケーションを楽しみながら、信頼関係のもてる人脈を築いてほしいと思います。<キーワード>心を動かすコミュニケーションで、頼られる本当の人脈になろう!<実践ポイント>(1)たくさんの人脈の引き出しを作ろうコミュニケーションを仕事に活かすと、広がりができてきます。例えば、小規模事業者同士をマッチングしたり、共同で何かを作り上げることをコーディネートすることもできるようになります。そこには、人と人、小規模事業者同士、あるいは小規模事業者と団体、中小企業…様々な組み合わせが考えられます。

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