小規模事業者支援ハンドブック
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第2章 小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーション37小規模事業者の方は、ご自分の事業が「当たり前」で「何も特別なものではない」と思いがちです。そうではなく、「あなたの事業所にしかできないものがある」ことを見つけ、「同じものは他でもあるが、あなたのところで買いたい」などの想いをこめて、どこがいいのか、どこに心惹かれるのかを、経営指導員のあなたの言葉で、具体的にほめてほしいと思います。お客様からほめられるのは、もちろん嬉しいことですが、経営指導のプロである経営指導員のあなたからほめられるのは、とても自信につながることだと思います。(3)強みを自覚してもらう工夫をしよう経営指導員のあなたが直接ほめるのも大切ですが、人の口を通してほめることも合わせておこなうと、さらに印象に残ります。「○○さんが、最近、よくがんばっておられるとほめておられましたよ」「○○さんが、お店が明るくなって入りやすくなったとほめておられました」というように、他の人の言葉も借りましょう。その際でも、人任せにはしないことが重要です。「私も、最近、そう感じていました」「私も、いい感じになったな~と思っていました」というように、自分の言葉も必ず付け加えましょう。多くの方が「いいね!」と言ってくれる部分は、その小規模事業者の「強み」になっています。「強み」という自覚が無ければ、自覚してもらえるよう、ちゃんと伝えることです。その際、大切なのは、具体化・見える化をすることです。どこが、どう素晴らしいのか。何が、すごいと思わせるのか。心がけたいのが「視・聴・覚」の手法です。視  目で見せる⇒売上などを数字で表す。    喜んでいるお客様の笑顔を見てもらう。聴  耳で聴かせる⇒お客様の感謝の声を生で聴かせる。    (アンケートを使って「見せ」てもいい)覚  実感して、強みとして自覚してもらう。

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