小規模事業者支援ハンドブック
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36第2章 小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーション<実践ポイント>(1)宝探し感覚で、いいところを探そう私たちには、気になるものしか見えてこないという習性があります。自分が子育て中であれば、やたらと子連れの親子に目がいったり、外で見る子どもの言動が気になったり。就活中の学生さんに聞くと、「世の中にはこんなに就活中の人がいるのかと思うくらい、就活スーツが目につきます」と教えてくれました。気になるものは目に入り、気に留めなければ、見えているのに目に入らない…。だからこそ、私たちは、大切なものは、見つけようとして見なければならないのです。小規模事業者の方々との会話の中で、見つけなければならないものは、何か。事業に対する悩みや今後への不安を見つけ、それを解消するためのアドバイスをすることも必要でしょう。でも、忘れてはならないのは、接する機会を増やし、会話を重ねる中で、どうすればもっと良くなっていくかを見つけ、提案するということです。もっと単純に言えば、小規模事業者の方々のいいところを見つけ、それをちゃんと口に出して伝えるということです。いいところが無いのではなく、まだ見つかっていないだけなのです。いいところ⇒それが「強み」につながります。自身では探せないものを探すサポートを、ぜひ行ってください。(2)会話の中にほめ言葉を使おういいところや強みを見つけたら、次のステップは、それを相手にちゃんと伝える、ほめることです。アイメッセージで、心からほめましょう。お世辞は、心にもないことを、もっともらしく言う言葉。ほめ言葉は、心に響いた感動の想いを、自分の言葉で伝えるもの。心にもないことを、いくら言っても、それは相手の心を動かすことにはなりません。心ある言葉を、この世にたった一人しかいない、かけがえのないあなたが言ってくれるからこそ、意味があり価値があるのです。I(英語のアイ)「私」アイメッセージ出逢いに感謝しての「逢」愛情込めての「愛」

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