小規模事業者支援ハンドブック
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第2章 小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーション35「あなたのために、これからもがんばります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」の気持ちをこめての握手です。しっかり心を入れて、握った時に少しだけグッと力を入れ、相手に元気を贈る気持ちで握手をしましょう!Ⅲ.「強みをみつける」小規模事業者の方々から聴きだすことは、その「知恵と工夫と経験」です。経営計画が無かろうが家族経営であろうが、長年のお得意さまを持ち、地元に愛され後輩に慕われ、地域のことに力を尽くし、一緒に盛り上げてきた事業者の方々には、ご本人でも気づかない、知恵や工夫や経験が詰まっています。「何も特別な事はしていない」「強みなんてない」という事業者の方でも、素晴らしい強みを持っているものです。それをきちんと聴きだし、見える化し、世の中にさらに広げていくことにより、これから起業しようとする若者や、Uターンして親の事業を継ごうかどうしようかと悩んでいる2代目3代目たちに、勇気と元気とやる気を伝えることができると思うのです。小規模事業者の方に「あなたの強みはなんですか?」と聴いても、すぐに「それはね…」と答えてもらえるわけではありません。だからといって、強みが無いわけでは、けっしてありません。大事な事、大切なものは、なかなか見えてはこないもの。そして気づかれにくいものなのです。とくに、自分のこと、自分の商売のこととなると、「よくわからないが、お客さんが気にいってくれている」「とくに宣伝もしていないが、買いに来てくれる」というような認識しかない小規模事業者の方も多いと思います。それでも、今日まで商売が続いてきた、顧客がついている、商品が売れているとすれば、本当に素晴らしいことです。物事には、必ず意味があり、原因があって結果があります。商売が続いているその魅力(強み)は何か。それを見つけ、伝え、さらに発展させていくのが、経営指導員のみなさんの役割、大事な仕事なのです。<キーワード>強みを見つける目を持つ、優秀なプロデューサーになろう!

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