小規模事業者支援ハンドブック
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第2章 小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーション29吸を心がけるだけでも、いい声にはつながりますが、ちょっとした心掛けで、もっと聞きやすいいい声に変わります。それには、「3つの少し」を心がけましょう。いつもより「少し大きく、少しはっきり、少しゆっくり」話すことを心に留めて声を出せば、明るい、いい声に変わってきます。ちなみに、これを全部反対にすれば「小さくて、わかりにくくて、早口」な、暗い沈んだ印象の声になってしまいます。笑顔になるのはもちろんですが、声で福を呼ぶ気持ちで、明るい声を出しましょう!Ⅱ.「本音を聴きだす」事業者を訪問しても、なかなか時間をとってもらえない、話を聴いてもらえないという悩みをよく耳にします。小規模事業者の方から悩み事、相談事を聴きだすのは、経営指導を行う上での重要課題。いかにうまく聴きだすかによって、次の一手が変わります。「忙しい」の壁を乗り越え、本音を聴きだすには、どうすればいいのでしょうか。小規模事業者の方に、商工会、商工会議所を訪問してもらう時と同様、あなたに会って元気が出る、前向きになれるという思いがあれば、少しの時間でも空けようという気になるものです。あなたが事業者を訪問する際にも、そこにいるだけで元気が出る、前向きになれる「昇りのエレベーター」状態を作ることが大切です。沈んだ暗い表情で来られても、嬉しいとは思えません。忙しい時に、うっとうしいなと思わせては逆効果です。福の神は、えびす顔、満面の笑顔です。経営指導員の方が入ってきた瞬間、マイナスの空気になるかプラスの空気になるか。小規模事業者の方は、敏感に察知します。空気を読むことも大事ですが、空気を動かしプラスの空間を作ることを意識し、事業者を訪問しましょう。そして相手の想いをしっかり聴きましょう。小規模事業者の方が話したくなる経営指導員であるために、聴き上手になりましょう。コミュニケーションの中では、話す:聴く=1:4「聴き上手は愛される」ことを忘れずに、少し話してしっかり聴く姿勢を貫きましょう。相手の本音を引き出し、適切な経営指導のできる、さらに頼られる指導員になりましょう。<キーワード>「聴く」コミュニケーションで、愛される経営指導員になろう!

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