小規模事業者支援ハンドブック
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26小規模事業者との信頼関係を築くためのコミュニケーション第2章事業者への経営指導を行う上で、忘れてはならないことは、信頼関係の無いところに、経営指導は成り立たないということです。とくに小規模事業者においては、少人数で商売を続けてきた自負もあり、「自分の商売は自分が一番わかっている」といった想いが強いように感じます。しかし、同時に「このままでいいのだろうか」という不安もかかえているのが現状ではないでしょうか。小規模事業者が元気に商売し経済活動をすることは、地域の活性化、地方創生につながります。そう考えると、これからの日本を元気にし、発展させていく上での大きな力となる小規模事業者の支援は、経営指導員のみなさんにとって、大きな使命であると言えます。だからこそ、経営指導員のみなさんには、小規模支援法(「商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律」)にも書かれてあるように、小規模事業者の方々の声に今まで以上に耳を傾け、悩みを聴き、一緒に考え共に作り上げていく伴走型支援を目指していただきたいと思います。何かあれば頼ることができる、いわば駆け込み寺的な存在になってほしいと願っています。キーワードは「そうだ! 経営指導員の○○さんに聴こう!」です。経営指導員の方には、ぜひ、「○○さんに」と、名指しで相談に来てもらえる指導員でいてほしいと思います。「○○さんがいてくれたから、がんばれた」「○○さんのおかげでうまくいった」…そんな言葉をたくさん聴いてほしいと思います。困った時はもちろん、うまくいった時にも真っ先に報告したくなる、そんな存在に、今まで以上になってほしいと思います。何より、地方創生の大きな力として、ますます力を発揮し、笑顔でいきいきと仕事をしてほしいと願っています。小規模事業者の支援を円滑に効果的に進めるためにも、ぜひ、「信頼関係を築くコミュニケーション力」をさらに磨いてほしいと願い、課題を踏まえながら、いくつかのポイントをまとめてみました。

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