小規模事業者支援ハンドブック
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22第1章 小規模基本法制定の背景と経営指導員の役割や使命これは言い換えれば、「売る努力」です。職人気質の経営者は、9割以上の力を作る努力に使い、良いものを作れば売れると思っています。確かにそういう部分もありますが、今の時代、売る努力をしなければ、売れません。5割は作る努力、後の5割は売る努力です。2点目は、当然ですが、そのお客さんたちは、高齢化していて、電話するのも億劫になっていたことです。修繕してもらいたいけど、まあいいかと思って、半ば我慢していた方たちだったのです。そこに、彼が手紙を持って訪問してきたのです。これは、あらゆる業種に共通している部分です。高齢化して、連絡を取ることに億劫になっているお客さんたちへのアプローチをきちんとしていくことは、ビジネス、地域貢献双方の面からも重要なことです。Ⅶ.経営指導員の皆様に知っておいていただきたいこと以下の4点は、今後の商工会、商工会議所の運営において、重要な事項ですので、経営指導員の皆様にも知っておいていただければと思います。(1)経営発達支援計画小規模支援法の改正に伴い、商工会、商工会議所が、管内の小規模企業の支援のために策定する「経営発達支援計画」を国が認定するスキームが新設されました。これは、小規模企業に、さらなる売り上げを立ててもらうための計画です。今後の商工会、商工会議所運営において、最重要計画であることは間違いありません。今一度、この計画の意味を再認識してください。この数年間で、申請は90%を超え、認定を受けたのは、90%となっています。これについても、中小企業庁のホームページ等でしっかりと最新情報を確認してください。(2)小規模事業者持続化補助金国の哲学を変えてまで作った象徴的予算が「小規模事業者持続化補助金」です。この補助金を地方創生、地域活性化の起爆剤にしてください。この数年間、全国各地で、「使い勝手が良い」「持続化補助金に助けられた」「経営の気づきになった」「事業承継のきっかけになった」等々、大変ありがたいお言葉を耳にしました。発案時、50万円の補助金なんて、何の意味がある?と揶揄されました。今は、小規模支援の重要なキーワードとして、国会でも多く議論されるようになりました。これもすべて、指導員の方々の日々努力の賜です。今後も、更なるご活用をお願いいたします。

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