小規模事業者支援ハンドブック
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18第1章 小規模基本法制定の背景と経営指導員の役割や使命意見を変えることのできる方がいるでしょうか?殆どの方は、頑固で、職員気質で、考え方を変えられない人たちです。それだからこそ、何十年間も事業を継続し、家族や従業員を育て、守り、地域貢献出来たのです。そんな、無茶を言ってはいけません。ましてや、この頑固親父、今日こそは、分からせてやろうなどと言った、偉そうな態度で臨んでいる後継者をよく見かけます。うまくいくはずがありません。それでは、何から始めれば良いのでしょうか?当たり前すぎることかもしれませんが、この感謝の気持ちを伝えることが重要です。多くの後継者から、「親父はすごい。勝てない。」という言葉をよく耳にします。これは、まさしく、本心では、敬意や感謝の気持ちを抱いている人が多い事の表れです。しかし、ふだんは、会話の少ない親父と息子ですから、そういう気持ちを素直に表してはいません。ましてや、「感謝しています。」とは言えないのも当然です。他方、親父である経営者の方々からも、「息子は、足りない部分も多々あるが、この環境でも、よくやっている」と、よく聞きます。本心では、双方共に認め合う部分を持ちながら、伝えられずにいるのが現実です。この時こそ、経営指導員の方に、そのパイプ役になって頂きたいのです。流れは、以下のとおりになります。経営指導員等の方の力を借りながら、後継者から親への感謝の気持ちを伝える。(注意点)・上から目線で話をしないこと。がんこ親父、わからずや親父と思っていたら、学べない。・傾聴を一歩進めた「敬聴」姿勢で聴くこと。・たとえ意見が違っていても、いきなり「違う」と言わないこと。まずは、「そうだね。(イエス)その後、こんな考え方はどうだろう(バット)」からはじめる。イエス・バット方式↓親父さんやお母さんの中にある、かけがえのない「知恵(C)、工夫(K)、経験(K)」、換言すると、「知的資産=無形資産」(知的資産、無形資産部分参照)という「宝の山」を学ぶ。そして、承継後の親父の居場所や給料についても、きちんと話しをする。↓それを基に、いつ事業承継するのかを決めて、経営計画書という紙に書く。期限を決めて、紙に書かなければ、行動しない。この紙に書く力が、経営力となる。↓これらすべてのベースになる紙とは?それは、「小規模事業者持続化補助金申請書類」です!

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