小規模事業者支援ハンドブック
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第5章 地域資源を活用した商品開発とマーケティング支援125(4)創造するチームを作れるか最後に「創造するチーム」についての話をします。大方の中小企業は人材に乏しく、経営者がスーパーマンの様に「あれもする、これもする」と活躍しないと成功には至らないケースが多いのが実態です。しかし、全ての経営者がそういったスーパーマン的ではありませんし、人間が一人で出来ることには限界があります。成功する企業には、社内外のリソースを上手に活用して「創造するチーム」作りを行うところがあります。これは、同質の人間が20人集まったチーム(例えば同じ会社の人)と異質の人間が20人集まったチーム(国籍も育ちも全く違う人たち)で活動成果を比較したところ、後者の方が優れていることが多かったという、とある調査結果からも裏付けられています。この考えに基づいて、最近注目を集めているのがダイバーシティ経営です。また、昔から言われる地域活性化の要諦である「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」もその本質の所は一緒です。ヨソモノやワカモノ、バカモノがチームに入ることで、新たな発想やモノの見方が加わり、これまでの考えと結び付くなどして、新たな視野が開けていきます。だから、地域内外にいる外部専門家の活用もさることながら、経営指導員の皆さん自身が地域資源活用企業に於ける「創造するチーム」の一員として特別な役割を担うことが今まさに期待されています。商工会、商工会議所が、今後とも地域になくてはならないオンリーワンの組織として地域活性化に尽力いただくこと、それを使命の一つとし活動を継続させること、それが国の願いでもあるのです。

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