小規模事業者支援ハンドブック
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112第5章 地域資源を活用した商品開発とマーケティング支援無限の品揃えをすることが出来ます。セブンイレブンの商品アイテム数は平均で2,800点程度、食品スーパーは8,000~10,000程度と言われているのに対し、アマゾンは現在で約5千万点の品揃えがあり、それは日々増え続けています。それだけの品揃えをした時、これまで売れなかったものが売れ、それによる利益でもビジネスとして成立する可能性を示唆したのがロングテール理論の本質です。(右図参照)ロングテールビジネスは顧客の価値観がますます多様化する現在、非常に好意的に捉えられており、インターネット時代を象徴するビジネスモデルの一つとなっていますし、ニッチ分野を得意とする中小企業者等の活躍の舞台と言えるものです。顧客理解の最後となりますが、古典的ながら重ロングテール売れない8割の方が売上が大きい!よく売れる2割売れた数売れた数順に商品を並べるロングテール理論要な理論として「イノベーター理論とキャズム理論」を紹介しておきます。イノベーター理論は社会学者のロジャースが1962年に発表した理論です。ロジャースは消費者の商品購入に対する態度を新しい商品に対する購入の早い順から5つのタイプに分類しました。新商品が発売された時、人によって購買行動は異なります。新しもの好きの人(上図ではイノベーターやアーリーアダプターが該当)もいれば、流行に全く流されない人(同ラガード)もいます。新商品開発・販売活動に於いて重要なのは勿論、新しもの好きの人たちです(全体の2.5%+13.5%)。彼らが良いと言えば、追随する人(同アーリーマジョリティやレイトマジョリティ)たちが現れます。そして、それを乗り越えられるか否かが重要であることを示したのがマーケティング・コンサルタントのジェフリー・ムーアが1991年に発表したキャズム理論です。キャズメインストリーム市場初期市場アーリーマジョリティイノベーターレイトマジョリティキャズムラガード2.5%13.5%34%34%16%アーリーアダプターイノベーター理論とキャズム理論

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