小規模事業者支援ハンドブック
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102地域資源を活用した商品開発とマーケティング支援第5章Ⅰ.地域資源活用事業の概要1.地域資源活用事業の定義と狙い「地域資源活用事業」とは、地域の中小企業者が共通して活用することができ、当該地域に特徴的なものとして認識されている地域(産業)資源を素材とし、それに中小企業者の持つ技術やノウハウ、アイデアなどを加えることで新商品やサービスの開発を行い、その生産又は提供により需要の開拓を実現していく事業のことを言います。地域の特徴的な資源新商品・サービス需要の開拓中小企業者の技術やノウハウ、アイデア「地域資源活用事業」の狙いは、ズバリ「域外市場(特に大都市圏等の主要マーケット)へ、これまでには無い新しい商品・サービスを販売し、外貨(顧客)を獲得し、域内経済を活性化させる」ことにあります。人口減少社会が始まった昨今に於いて、また人口の流出が続く地方に於いて、域内経済はその多くで縮小傾向にあります。域内経済をこれまで以上に活性化させようとする場合、又は持続的な地域を育む場合であっても、域外からのキャッシュインは欠くことができません。大都市圏等の主要マーケットを狙うには、消費者に高く評価されるための「差別化」を図ることが重要です。市場にある商品・サービスと同じもの、若しくは似たようなものを販売しても需要の獲得の効果は小さくなります。しかし、他地域には無い、その地域特有の資源を活用したものならば、「類似品」である場合より、需要獲得の期待は高まります。そのため、地域にある優れた地域資源を活用することが、「差別化」を図るための一つの有効な方策と考えられています。

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