沖縄プロデュース2020(電子ブック)
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33 OKINAWA PRODUCE 2020海外展開支援事業者②現地のIT企業と情報交換会を行い、ベトナムにおけるIT業界の現状や日本企業との関わりについて質問をした現地IT専門学校の学生たちと意見交換をする中で、希望する就職先や日本での勤務について話を聞くことができたより、トップクラスの大学・人材紹介機関・IT企業など、我々民間事業者だけで交渉するのは難しい13の訪問先もご紹介頂きました。 渡航にあたっては、「ベトナムにオフショア拠点を設けられる可能性があるか」、「それに向けて各社1名ずつベトナム人の人材を採用し、沖縄で育成することが可能か」という2点を調査の最大の目的としました。Q 現地で得た感触は? 訪問先でのヒアリングを通して、「若い人材が高度なITスキルを持っている」、「AIやIoT技術に長けた人材が多く存在し、即事業化しやすい」、「地元企業には日本でITを学んだ方など、日本に思い入れのある人が多い。教育機関でも日本語教育に力を入れている」、「日本企業が日本水準、もしくはそれ以上の給与で優秀な人材の確保に動いている」、「日本企業がこぞって現地法人を立ち上げている」、「経済の発展に伴い、ベトナムのIT人材は海外志向派と国内志向派に二極化している」などを感じました。コスト削減の観点で言えば、オフショア展開やベトナム人の人材登用は難しい面がありますが、ベトナムの経済発展やIT人Q 事業内容は? 「沖縄ICT海外展開連合」は沖縄県内においてICT事業に携わっております。代表事業者である当社、トラストコミュニケーション株式会社の主な事業は、北部市町村の自治体をメイン顧客としたICTインフラ構築、運用・保守サービスなどです。また、長期スパンでの事業拡大を見据え、今後市場の成長が期待されているAI/IoT分野での新事業にも着手しています。 株式会社グローバルイノベーション共々、高いICT技術を有しているのが我々「沖縄ICT海外展開連合」の強みですが、AI/IoT事業の拡大を図る上で、高度なスキルを持った即戦力となる若い人材の確保に苦戦しています。そこで、近年、経済発展が著しいベトナムでの人材登用や、オフショア拠点設立の可能性に関心を寄せていました。Q 支援メニューと調査内容 今回、中小機構の海外展開ビジネスミッション事業グループ提案型に採択され、ハノイとホーチミンでの現地調査をご支援頂きました。渡航前のプレゼン資料翻訳や現地での移動手段・通訳等の手配、それらの費用負担はもと材の質の高さを考えると、逆にベトナムの案件を受注することも可能なはずです。Q 今後の展開について 我々は企業理念の中に「沖縄から世界へ」と掲げています。当社では現在、フィリピン人を一人採用しているのですが、世界の優秀な人材をより多く集めることで、社内のグローバル化も進むはずです。今回の事業を通じて、現地の人材紹介機関と繋がることができましたし、ベトナム企業に仕事を依頼する際の具体的な費用も分かったので、まずは人材の採用やプロジェクト単位でのオフショア業務の依頼から進めていきたいと思います。グループ2社の得意分野を活かせば、スケールメリットも出せるはず。県内にはさらに様々なIT企業があるので、今後、一丸となってベトナム企業と組めば、世界をマーケットにすることもできると感じました。ベトナムの経済成長と優秀な人材がもたらすAI/IoT時代の多様な市場性国際化支援アドバイザー:小渡 晋治優秀な人材確保は企業の死活問題です。今回の事業をベースにベトナム・アジアの人材市場にしっかりとしたパイプをつくられることを期待します。トラストコミュニケーション株式会社代表取締役 松田 穣〒905-2172 沖縄県名護市字豊原221-38 みらい5号館105Tel:0980-50-0140 Fax:0980-50-0141https://tcom.co.jp/【構成事業者】・ トラストコミュニケーション(株)・ (株)グローバルイノベーション専門家コラムexpert column【事業概要】ビジネスミッション事業(グループ提案型)の活用によるベトナムへのオフショア拠点設立の可能性について

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