沖縄プロデュース2020(電子ブック)
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15 OKINAWA PRODUCE 2020成長・注目事業者④ません。トイレの洗浄水として何度も循環利用できるのはもちろん、地球にやさしい環境配慮型であるという点が最大の特徴です。 オプションの太陽光発電システムにより無電化対応が可能であり、雨水で手洗い水を確保することができるのも特徴です。災害時のほか、電気や上下水道などのインフラが整っていない場所でも導入可能な画期的製品と言えます。 また、コンテナを利用して地上化・コンパクト化したことで、国内外への輸送が容易ですし、可動式トイレとしても利用できます。独立型の製品で設置現場での大規模な工事の必要もないので、今後、市場の幅も広がると期待しています。Q 市場性は? 環境配慮型の製品であるという観点から言えば、環境アセスメント基準が厳しい世界遺産や国立公園などへの導入に向けて自治体を中心に働きかけを行っているところです。観光地やインフラが整っていない離島地域などにも適した製品だと考えています。 防災型という点では、インフラが遮断された状態でも衛生的な水洗トイレが稼働できることで、感染症などの二次Q 製品開発の経緯について 天然土壌に生息する微生物の働きによって、汚水を浄化・再利用する埋設型インフラを基盤に、2014年度からよりコンパクトな地上型の汚水処理システムの開発および製品化に着手しました。取り組みにあたっては新連携事業として予算面や人的な支援を頂きながら、3社連携企業体で研究・実証実験等を続けてきました。 2018年度に糸満市役所にプロトタイプ機を設置。西表島で既存のトイレをリフォームする事業にも取り組みました。2019年度には埋設型の高度な浄化機能はそのままに、20フィートコンテナサイズで1日約50回使用可能な新製品「ミニソフィ」を完成させました。この製品は車椅子でも利用可能な多目的トイレをセットにした汚水処理システムで、現在、糸満市の協力のもと12月から3月にかけて西崎運動公園内の駐車場に設置しています。その後4月から7月には富士山の五合目に製品を移動し、全国に発信していく予定です。Q ミニソフィの特徴は? 天然土壌を用いた高度処理システムなので、処理水の臭いや色が気になり災害リスクを低減することができます。防災意識の高い地域に向けて、広域避難所などへの導入を検討頂いているところです。Q 今後の展開について 自信を持って提供できる製品が完成したので、今後はより多くの方に製品の魅力を知ってもらえるよう、全国各地に向けた周知活動に力を入れていきたいです。 ランニングコストやメンテナンスコストが低く、維持管理に高度な技術も必要ないため、海外展開も十分に望める製品です。自然土壌を利用した製品という点で、輸出面での課題をどう解決していくかがこれからの課題ですが、メイドイン沖縄の製品で、地球規模のSDGsへの取り組みにも貢献していくことができればと思っています。チーフアドバイザー:石原 守次郎 「ミニソフィ」は循環型社会の実現という観点において優れた製品であり、現代社会の多様な課題に対応できるシステムです。ぜひ、一度ご体感ください。光建設株式会社代表取締役 徳元 猛〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町5-6-8Tel:098-994-5635Fax:098-994-5637http://www.hikarikensetu.okinawa/【連携企業体】・光建設株式会社・アルコ株式会社・株式会社沖創工高度な汚水浄化システムを備えた循環型の移動可能な水洗トイレ専門家コラムexpert column一般的な浄化水(左)とミニソフィの浄化水開発・製品化を手がけた光建設(株)とアルコ(株)のメンバーメイドイン沖縄の製品PRのため、壁面デザインは次代を担う沖縄県立芸術大学の学生から公募。車椅子でも利用できるよう広々と設計されている【事業概要】国内最高水準の環境技術を利活用したリフォームで、既設トイレの付加価値を向上させる新商品の開発・展開

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