沖縄プロデュース2020(電子ブック)
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OKINAWA PRODUCE 2020 102019年度 機構採択事業 (支援事業者②)中国向けの商流作りに向けては、ボトル選びやラベルなどで商品をいかにアピールするかも重要泡盛を生み出した沖縄の歴史や文化的背景もブランディングに活かしていく。古酒を使った梅酒はマーケターからの評判も上々。現在、現地販売用のラベルづくりにも取り組んでいる家のご支援のもと泡盛の新たな価値創造を目指し、「樽貯蔵古酒」のブレンド商品開発に向けて、中小機構にお力添えを頂いた次第です。Q 泡盛の中国市場での可能性は? 泡盛は新酒から古酒まで熟成度合いによって味や風味が異なり、価格が幅広いのが特徴。近年は香り豊かな樽貯蔵古酒や梅酒、クラフトジンなどを作っているメーカーもあり、水割りやソーダ割り、カクテルなど様々な飲み方で楽しむことができます。さらに、輸出入の手続きにかかる時間を考慮すると賞味期限が長いという点も魅力です。 当社がこれまで取引してきた中国企業は、企業ごとにターゲットとなる客層も、扱う商品の価格も様々です。輸入業を専門としている企業もあれば、自社商品として小売している企業もあります。さらに日本の10倍の面積と人口を持つ中国は地域ごとにお酒の好みもまったく違います。泡盛は600年以上に及ぶ深い歴史を持つだけでなく、中国の幅広いニーズにも充分に対応することができる素晴らしい沖縄の特産品だと考えています。Q 歴史と強みについて 1980年の創業以来40年以上、当社は総合商社として歩んできました。これまで大手から全国各地の中小企業まで幅広い国内メーカーと取引きしてきましたし、中国大陸・北米・オセアニアをはじめとする多種多様な海外マーケターとの信頼関係も構築してきました。 また、沖縄に根ざした地域商社として地元企業との繋がりも強く、私は現在、沖縄県貿易協会の会長職を預かっております。そのため当社では、海外に向けた沖縄ブランド確立のための商流づくりに力を入れおり、海外企業のニーズに合わせた商品開発や代理店業務なども承っております。Q 今回の事業のきっかけは? 当社は沖縄の特産品を活用した自社商品の開発事業にも携わってきました。1980年代には黒糖、2010年代にはもずく商品を生みだし、中国展開してきた実績があります。実は2000年代に泡盛の海外展開に取り組んだことがあるのですが、当時は私どもの泡盛に対する知識が足りず、事業からの撤退を余儀なくされました。そこで、今回は専門Q 課題と今後の展望は? 中国には昔から地域ごとに親しまれてきた地酒が数多く存在するほか、世界的ブランドの銘酒ももちろん手に入れることができます。そうした嗜好品マーケットに入り込んでいく競争力をつけるために「沖縄」「泡盛」「各メーカーの各商品」をどうブランディングし、どういう付加価値をつけていくか、どういう位置づけで相手の生活文化に取り込んでもらうかが課題です。知名度がないお酒でチャレンジしていくのですから、道のりは長いことでしょう。 現在、まずは取引のある中国側のお客様に酒造所見学などをしてもらいながら10案件ほどを進めており、お客様のご要望をどう商品開発に結びつけるかをメーカーと協議しているところです。新たな商流を作っていく上で、私たちに足りない知識についてはご支援を頂き、泡盛ブランドを総合的にプロデュースして参ります。シニアマネージャー:西里 喜明貿易商社としての新垣通商のネットワークをフルに活用し、琉球の文化資源である泡盛を名実共に世界の銘酒に育てていく本プロジェクトに期待しています。株式会社 新垣通商代表取締役 新垣 旬子〒900-0033 沖縄県那覇市久米2-11-13Tel:098-861-3506 Fax:098-864-0305http://arakaki-tsusho.co.jp/メーカー・専門家と手を取り合い泡盛ブランドの中国展開にチャレンジ!専門家コラムexpert column【事業概要】琉球泡盛「樽貯蔵古酒」のブレンド商品(リキュール)の開発・販売

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