販路開拓コーディネート事業事例集
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【事業内容】金属プレス金型設計・製作、プレス製品加工【設立】1977年【所在地】静岡県【資本金】1,000万円【従業員数】24名【支援商品】「内面溝付き銅管」大径の銅管内面に、一般的な引抜き加工では困難なエンボス加工を施し、溝付けをした製品です(特許取得済み)。大径パイプを採用する大型熱交換機器の性能向上に貢献します。パイプ内面円周方向360°(全周)の溝付け加工を施したことで、水平方向の溝に比べて内溶液の滞留率が高くなるためより高い冷却効果が得られます。‣販路開拓面での課題【具体的な成果】・エンボス加工による溝付け技術は、その独自性だけではなく、アルミ、ステンレス等にも適用が可能である点も含めて高い評価を得ることができました。・大径パイプが用いられている大型熱交換器や、産業用プラント等の分野では溝付き銅管のニーズが存在することが確認できました。しかし、競争力を確保するには、さらなる商品力強化が望まれました。・今後の営業活動では、組込み機器全体の知識や理解を深め、性能向上を目指す顧客企業と課題を共有し、ともに課題の解決を図る「開発パートナー」としての向き合うことが重要であることが確認できました。・複数のアプローチ先企業から、本製品を実現した高い加工技術だけではなく、それを実現する金型技術や追加加工を行うロウ付けなどの技術にも強い興味を示されるなど、新たな連携関係構築の機会が得られました。【今後の取り組み】・銅以外の材質や、長尺品の加工技術の開発に向けた検討を行います。・本製品の特徴が活かされる可能性が高い分野を中心にニーズの探索活動を継続します。「販路開拓コーディネート事業」支援事例~有限会社山口製作所~‣支援の経緯‣第1段階:テストマーケティングの準備‣第2段階:市場での仮説検証‣第3段階:成果のまとめと今後の取り組み企業概要5名の販路開拓コーディネーターと9社に11回の同行訪問を行いました。<テストマーケティングの内容>支援目標を、①大型熱交換装置に使用されるパイプの現状把握、当社製品の評価・受容性の確認、②製品・供給体制等の改善点の確認、③適応分野、連携可能性の情報収集とし、活動しました。<仮説の検証結果>・熱交換器分野では効率向上が課題で、大径溝付きパイプが解決手段となることが確認できました。・大型熱交換器に用いられるパイプ径は22φ以下、長さは2~2.5mが中心であること、冷媒の種類によって銅以外の材質も用いられることがわかり、競争力確保には長尺化や銅以外への対応が有効であることが確認できました。・各種の産業用プラントや造船等の分野への適応可能性に関する情報を得る一方、想定したバッテリー冷却用ニーズは顕在していませんでした。・進捗結果:取引前の工場視察1社<新たな課題>・小径・長尺化、銅以外の材質への対応・継続的な攻略分野の探索静岡県産業振興財団の支援制度を活用する過程で、販路開拓に課題をおもちだったことから、支援をスタートしました。チーフアドバイザーとマーケティング企画のブラッシュアップを行い、プレゼン資料を作成しました。<想定ターゲット>熱交換器、業務用冷蔵庫の関連企業(熱交換用パイプメーカー、商社)、電気自動車用バッテリーメーカー<仮説内容>内面が平滑な大径パイプを採用する大型・高温の熱交換器の効率化の課題を解決できる。当社は金型の設計・製作の高い技術を活かし、多くの実績を重ねてきましたが、これまでは受託加工が中心でした。自社製品の営業展開にあたっては、市場ニーズ、アプローチ手法の学習、商流の確認、提案力の強化が課題でした。内面360°溝付き銅管特許取得の内面エンボス加工70

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