販路開拓コーディネート事業事例集
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【事業内容】金属加工ならびに応用製品の開発・製造【設立】1983年【所在地】静岡県【資本金】1,000万円【従業員数】55名【支援商品】メタルハンドレール『美』高精度なレーザー加工と接合の技術を活かした手摺(実用新案登録商品)です。従来の手摺にないスリット加工、独自のコーナー部品・ブラケットの採用により高いデザイン自由度と施工性を実現、オーダー部品への短納期対応体制も整えることで施工期間短縮に貢献します。高い意匠性をもち指紋なども付きにくいBEP(電解研磨)仕上げにも対応しています。‣販路開拓面での課題【具体的な成果】・製品デザインを含む独自性や特徴に良好な評価が得られました。また、バリアフリー化の流れを背景に手摺りの市場は拡大傾向にあること、施工性向上のニーズを確認できました。・施設設計プロセスにおいて手摺の選定優先度は高くはなく、「選ばれる」ためには安全性や耐久性、施工工数削減効果などのメリットを明確に示すことがきわめて重要となることがわかりました。【今後の取り組み】・スリット加工部に平滑化対策を施し、安全性をさらに向上させた製品の開発を進めます。・設計者向けの強度、耐久性などの優位性を定量的に示す性能データや、施工性の良さを示すコストシミュレーション結果などのデータを蓄積します。・アプローチ先から高い評価を得た当社の金属製品加工技術のPR活動と大都市圏における販売を推進するための営業体制の強化を図ります。「販路開拓コーディネート事業」支援事例~ケーアイ工業株式会社~‣支援の経緯‣第1段階:テストマーケティングの準備‣第2段階:市場での仮説検証‣第3段階:成果のまとめと今後の取り組み企業概要4名の販路開拓コーディネーターが、7社に12回の同行訪問を行いました。<テストマーケティングの内容>支援目標は、①手摺のデザイン・機能の評価、価格の受容性確認、②マッチする施設や場所を特定する情報収集、③装飾金物、モニュメントなど他製品へのスリット工法転用可能性の探索とし、活動しました。<仮説の検証結果>・スリット加工による角度調整可能なコーナー部品、ねじ止め不要のブラケットは革新的で、デザイン性・施工性に優れているとの評価を得ました。・高付加価値型の商業施設が有力なターゲットとなり得ることが確認でき、採用には設計者の認知促進がポイントとなることがわかりました。・工法・技術は高く評価され、加工委託への対応を期待されるなど、高い転用可能性が確認できました。・進捗結果:社内建材データベース登録1社、継続的な関係を構築4社<新たな課題>・スリット加工部の平滑化による安全性向上・施工工数削減効果、強度・耐久性データの整備・大都市圏での販売体制強化静岡県産業振興財団の支援制度を活用する過程で接点がありました。本製品の販路開拓に課題があり、支援をスタートしました。チーフアドバイザーとマーケティング企画のブラッシュアップを行い、プレゼン資料を作成しました。<想定ターゲット>高級マンション、商業施設の設計を手がける設計事務所、ゼネコン等<仮説内容>・美しい形状と高級感が、商業施設などの斬新なデザインニーズに合致し、設計会社から施主への提案の幅が広がる。・高い施工性と短納期対応により全体のコスト削減に貢献できる。コーナー部品のスリット加工本商品は高いザイン性を求める高級志向のビルやマンション、商業施設での採用を狙っています。そのためには、従来当社が保有する商流ではアクセスできない首都圏の設計事務所などに効率的にアプローチすることが課題でした。独自構造のブラケット65

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