販路開拓コーディネート事業事例集
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マーケティング企画のブラッシュアップの目的は、ニーズをもつ顧客と自社商品・サービスの提供価値の想定です。ただし、この段階ではあくまでも現段階での結論、つまり「仮説」です。的確な分析によってターゲットを見極め、顧客が感じるメリットや代替品との差別性を明確化し、仮説の精度を高めることができれば、次のテストマーケティング支援での検証作業がやりやすくなります。支援企業が自社商品の特徴を発揮することで、価値を感じてくれるターゲットをどこに想定したのか、どのようなを提供価値の仮説を設定したのかを参考にしてください。販路開拓コーディネート事業のご相談は下記にお問合わせください問合せ先:中小機構関東本部企業支援部支援推進課電話番号:03-5470-1608販路開拓コーディネート事業事例集の読み解き方販路開拓通信とは第1段階:テストマーケティングの準備(ブラッシュアップ支援(M-A))テストマーケティングを通じて仮説検証を進める第一歩は、アプローチ先に自社商品やサービスを理解してもらい、興味関心を引き出すための提案活動です。商品が実際に使われる場面でヒアリングを通じて得る生の声は貴重です。ここで大切なのは「答えは現場にある」という信念のもと売り込みではなく、「聴く耳をもつこと」です。固定観念にとらわれず現場の状況を把握することで、想定外のニーズやこれまで考えつかなかった用途の発見につながることが良くあります。どのような目標のもと活動し、仮説検証のプロセスから何を得られたのか、どのような改善・改良につながる新たな課題の発見がえられたのかに着目してください。この経験が販路開拓を目指す企業にとっての大きな財産となります。成果とは支援のゴールとして当初設定した支援目標の達成です。「売れた、売れない」という短期的な結果とは区別すべきものです。今後の取り組みは、仮説検証で抽出された新たな課題に対してどのように対応するかになります。経営にはこれ以上やることはないという最終形はありません。企業ごとにやり方は違っても、日々革新を続けることが進化につながるのです。第3段階:成果のまとめと今後の取り組み第2段階:市場での仮説検証(マーケティング支援(M-B))中小機構では顧客づくりに課題をもつ中小企業・小規模事業者の皆様への支援策として、平成17年度より「販路開拓コーディネート事業」を展開しています。関東本部ではこの事例を広く周知するため「販路開拓通信」としてホームページに掲載し、発信してきました。これらは、単なる『成功事例』ではなく、各企業がどういう過程を経て販路開拓面の課題解決を図り、目標を達成する中でどのように成長したかというストーリーです。ここから読み解いていただきたいのは、販路開拓実現に向けて「狙うべき分野や用途をどこに絞り込み、どのような顧客価値を提供できるのか」という顧客視点からの仮説づくり、それを「どのように検証」し、そこから「どのような成果を得たか」という文脈から見えてくる進化のプロセスです。以下に事例のどこに注目して読んでいただきたいかについて説明したします。

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