Incubation Report Vol.10(電子ブック)
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インキュベーション事業 2018年度活動報告17組み込み系ソフトウェア受託開発業で創業し、現在はバイオテクノロジーとIT技術との融合により、優れた最先端技術の創出を目指す株式会社GEホールディングス。代表取締役社長 荒川健一氏に、起業の経緯、事業内容、今後の展望についてお話を伺いました。株式会社GEホールディングス01起業、会社のおいたち ― 起業したきっかけを教えてください 私が子供のころに、大手自動車部品メーカーに勤めていた父からパソコンを買ってもらいスーパープログラマーを志したことが起業につながっています。小学生のころから賞金を稼ぎ、高校生では月に数十万円を稼ぐレベルになっていました。 ある時、バブルが崩壊した影響で県内のIT企業が破綻して、そのフォローをする形で病院システム、血液分析装置、店舗のPOSレジシステムなどさまざまな開発・保守に携わりました。20歳で創業した際には数千万円の貯金がありました。 私は自動車系列のシステム開発企業に一度就職をしています。スーパープログラマーとしての腕を買われ最先端の研究開発にも携わりました。当時は兼業禁止規定など知らずに個人事業と二足の草鞋を履いていました。資金は潤沢で競合他社の高級スポーツカーに乗っていました。ある時、兼業が明るみに出て役員室に呼ばれました。この時、会社に残るか否かを迫られましたが、退社してITからバイオへ新しい分野へ挑戦し続けるベンチャー企業起業する道を選択しました。1998年2月1日に有限会社グローバルエンジニアリングを設立しました。周囲からは前代未聞だと言われつつ、特別に口座を開設していただき、そのまま開発を継続することができました。事業の展開と現在 ― 事業は順風満帆でしたか 友人4人、その他メンバー3人の合計7人でIT関連事業をスタートしたのですが、初年度から売上高は1億3千万円ありました。自動車関連業界でQCDやドキュメンテーションを徹底的に鍛えていただいたおかげで、前職の企業の他に大手2社とすぐに契約していただきました。やがてメンバーは30名に増えて色々な問題が発生しました。この時にスーパープログラマーでは会社経営はできないと感じて、アメリカのMBAコースで学びましたが、彼らの株主第一優先という考え方が受け入れられずに帰国します。 この頃に、神戸への進出を考えていたのですが、神戸商工会議所から地元の大学の教授をご紹介いただき、「若手会社員のためのMBA」というコースに参加しました。そこでは「先に義理あり、後に利あり」という先義後利の哲学も学ぶことができ、今でも生かしています。 しかし、経営管理を学んだばかりのころは、組織づくりや規則・ルールの徹底をしようとして、自由を好む古い時代のメンバーはみんな辞めてしまうという経験もしました。その後は新たに人を採用して事業は比較的順調に推移しました。資金的に苦しい局面は3回ほどありましたが、都度外部からの資金調達を行いながら切り抜けて、2016年にはIT関連事業の売却に成功しました。その時には従業員が80名、外注まで含めれば200名の事業になっていました。― なぜ、IT関連事業からバイオ事業分野に進出したのですか 上記の教授から「君は何を実現したいのか」とビジョンを問われる機会がありまして、私は「バイオとITの融合、ロボット」と答えていトリプルフローラ生きたまま腸に届く3種の菌「BiProGER納豆菌」「有胞子性乳酸菌」「ビフィズス菌」をバランスよく配合。腸内環境を整える美腸効果で、身体の中からすっきり・キレイをサポートするサプリメントです。製品紹介神戸医療機器開発センター(MEDDEC)BI入居企業活動事例

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