Incubation Report Vol.10(電子ブック)
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インキュベーション事業 2018年度活動報告09BI活動事例神戸医療機器開発センター(MEDDEC/メデック)は、神戸市が推進する神戸医療産業都市構想の中核施設の一つであり、動物実験や手術手技トレーニングができるオペ室やMRI(磁気共鳴画像装置)、またウエットラボ(動物の器官を用いて手術手技の練習が行なえる研究室)を備える日本で最初の公的インキュベーション施設です。インキュベータ概要 神戸医療産業都市内に立地 MEDDECが立地するポートアイランドは、神戸市が推進する神戸医療産業都市構想の下、先端医療技術の研究開発拠点が整備されている地域である。神戸医療産業都市の構想開始から20年が経過し、現在までに約350の先端医療の研究機関、高度専門病院群、先端技術企業や大学の集積が進み、日本最大のバイオメディカルクラスターに成長した。 近隣には神戸市立医療センター中央市民病院を初めとする医療機関、再生医療で世界をリードする理化学研究所生命機能科神戸医療機器開発センター(MEDDEC)オペ室で動物を使い医療機器の研究・開発・評価や手術手技トレーニングができるインキュベーション施設01学研究センター(BDR)、スーパーコンピューターが設置されている理化学研究所計算科学研究センターと言った最先端の研究機関がある。中小機構では、MEDDECのほか、HI-DEC(神戸健康産業開発センター)の2BIを構えている。MEDDECの概要 MEDDECでは、カテーテル・ステント・内視鏡・腹腔鏡などを用いた低侵襲手術治療(注1)や新しい治療器具の技術評価や改良を推進しており、医療関連分野における新事業の創造に貢献している。近年、低侵襲手術のための手術ロボットや人工関節に関する技術などに関心が高まってきており、かかる分野にも携わっている。(注1): 皮膚を切る範囲を減らし、出血を減少させ、手術時間を短縮することができる手術。その中心となるのが鏡視下手術で体に数ヶ所小さな穴をあけ、炭酸ガスを注入し腹腔鏡や胸腔鏡を挿入して行なう。患者さんの体に対する負担(侵襲)を減らした優しい治療方法。 2005年にMEDDECが設立されて以来13年経過したが、西日本に手技トレーニング(注2)施設が少ないことから、医師が集まりやすい週末は脳血管や心臓血管のカテーテル手技、整形外科の脊髄内視鏡手技、呼吸器内視鏡手技、消化器内視鏡では内視鏡的粘膜下層剥離(ESD)手技(注3)、肝移植手技などが数多く行なわれている。(注2):医療技術や医療安全の向上を図ることを目的に、医師がOJT(on the job training)で臨床経験を積んだ上、神戸医療産業都市空撮神戸医療機器開発センター外観所在地〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-16竣工2005年11月賃貸居室面積3,599㎡U R Lhttps://www.smrj.go.jp/incubation/meddec/

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