デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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8|Collection of design management resultsビジョンマップ作成DoSNSの活用Do ビジョンマップの作成は、社長と20代の社員2名の3人で取り組んだ。 まず社長の想いや歴史観などを説明し、同社の基本コンセプトである「助ける」を念頭に、現在の市場への商品の流れ、将来こうなりたいという想いと、現状とのギャップについて、話し合った。 単なるモノづくりだけではなく、産地全体として「もの+α(体験、感動の提供)」のものづくりに取り組むことで、 眼鏡フレーム産地鯖江全体が「持続可能なものづくりのまち」になるようにしていきたいと考え、その理想とする「持続可能なものづくりのまち」を若手社員がイラストに描いたものを社長が図面化するという形で、ビジョンマップに落とし込んだ。 同社は実際の購買層よりも若い(20代~30代)クリエイターやハンドメイドに興味のある女性を新しくターゲットに設定し、Instagram投稿を開始。 20代フォロワーを増やすため、写真の構図や文字入れなどを工夫し、タイムライン写真に統一感を持たせたり、ターゲット層が興味を持つと思われるハッシュタグのワードの選んだりと、工夫を重ねた。 結果、ターゲットとする20代~30代層のフォロワーの数が増え、店舗には「Instagramを見た」という県外のお客様が来店された。 運用をすすめるうちに、会社の考えや商品の良さをわかった上で応援してくれる客層を増やしていきたいと思うようになった。そこで今後は会社の取り組み(ビジョンマップの解説や社内ミュージアム作りなど)、自社ならではの投稿も増やしていこうと考えている。□ビジョンマップの解説 「持続可能なものづくりのまち」をテーマにビジョンを作成。中央の木は自社の「企業経営」を表しており、地面(産地・歴史)に根を張り、幹(企業)を太らせ、実(製品)をつけ、鳥(お客様)が実(製品)を食べにくる(出荷・購入)という過程を見立てたイメージを絵に落としたもの。 鯖江にお客様が訪れ、モノづくりの背景を知った上で、商品を購入する仕組みづくりが必要だと考えて、現在は未だ無いがお客様を迎えるためのカフェや、若手社員・お客様が眼鏡について学べる学校など、将来のビジョンを叶えるために必要な環境が描かれている。BeforeAfter0102030405060702019/12/12124人2019/12/12124人2020/2/12169人2020/2/12169人(歳)(人)18-2425-3435-4445-5455-6465~2019/12/12フォロワー数2020/2/12Instagramフォロワー数およびフォロワーの年齢層の変化   ――「助ける」をテーマに、持続可能な”ものづくりのまち”鯖江を目指す――ターゲット層のフォロワー数が伸びている・写真の撮り方や投稿内容に統一感が無かった。 ・ターゲットが明確ではなく、その時のトピックを投稿していた。 写真の撮り方(テイスト)を統一。ターゲットに合わせたPR 文章、ハッシュタグを活用。

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