デザイン経営の理解とその実践に向けたソーシャルメディア活用による支援 成果事例集
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Collection of design management results|7課題の整理と目標(ビジョン)の確認Plan企業の課題Before企業概要代表者名/津田 功順所在地/福井県鯖江市御幸町1-301-11事業内容/眼鏡製造、アクセサリー企画製造、販売設立/1988年従業員数/7名社員へのビジョンの共有と新規ターゲットへの販路拡大 同社社長である津田氏はOEMからの脱却にいち早く取り組んでおり、産地特有の「大量生産・大量消費を前提とした分業生産体制」から「小ロット、少人員オペレーションの一貫生産体制」の構築を進めていた。 自社内で完結できる一貫生産体制があることから小ロット生産を活かした仕事の受注、また、自社ブランド商品の開発やブランディング、エンドユーザーに直接販売できる販路拡大を進めていくと同時に、鯖江にお客様から訪れてもらう仕組み=地域活性化を目指したいと考えていたが、この考えは社長の頭の中にしかなく、社員へは伝わっていない状況であった。 そこで、社長の想い、考えを社員と共にビジョンマップを描くことで、会社内へビジョンの統一化と発信を図ることになった。 また、小ロット生産を活かした仕事の受注、自社ブランド商品の開発・販売等の販路拡大として、クリエイター層をターゲットとしてCreema(※)やハンドメイドマルシェ等への出展、Instagram活用を行うことを決めた。※ハンドメイド、手作り、クラフト作品を通販・販売できるマーケットプレイス 同社は世界的な眼鏡の産地である鯖江で主に眼鏡のOEM生産を行っている。 近年、眼鏡フレーム産地鯖江における企業経営は、市場規模の縮小や外資系企業の眼鏡フレーム産地への進出、中国などからの安価な輸入品の増加などにより、激しい価格競争の中にある。特にOEM中心の経営は外的要因に影響されやすく、厳しい経営状況が続いている。 このような経営環境の中で同社の課題はOEM中心の経営からの脱却にある。OEMに依存している限り、今後、安定的な経営は望めないことは明白である。OEMは単価安、数量減のダブル減少に見舞われており、このままでは眼鏡フレーム産地鯖江が、産地として成り立つことが難しくなると予想されるほどの境地に立っている。プラスジャックInstagramCase1プラスジャック株式会社テーマ 産業の未来と自社のあるべき姿(ビジョン)の可視化、若手従業員と共に自社と産地のあるべき姿を描く。参加者代表取締役社長 津田 功順(中)、久保 葉月(右)、 笹本 早夕里(左)

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